シーグラス (ページ27)

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なんで私、学校1人気のふたりに

挟まれてんの？

嫌がらせはなくなったとはいえ、

これは流石にやばいよ.....

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机を挟んで前に座る、ハノと海人も

口をポカーンと開けている。

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先輩ふたりは、私の気持ちなんか

全然考えてないみたいで、

私を挟んで言い合いをしている。

廉「元はといえば、紫耀が悪いんやで？」

紫耀「なんで？俺はただ、可愛かったから、キスしただけじゃん」

廉「せやから、それがあかんかってんって！」

紫耀「いいじゃんね？」

平野紫耀先輩は、私に同意を求める。

『..../////』

廉「Aちゃん、困っとるやんけ！あ、てか紫耀謝らな！」

紫耀「なんで？」

廉「勝手にキスしたからに決まってるやろ？」

紫耀「そっか。Aちゃん？前はごめんね？」

『い、いえ...////』

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どうしよう....

こんなの、目立って仕方がない....

ご飯も食べれないよ...//////

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そんな私に助け舟を出してくれたのは、

やっぱり、ハノと海人だ。

ハノ「あの」

廉「ん？」

海人「A、食べにくいんで、もう少し静かにしてもらえますか....？」

紫耀「あ、ごめんね？」

廉「ごめん」

『だ、大丈夫です....///』

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私は、いつもハノと海人に

助けてもらってばっかりだ......

もっとしっかりしないと......

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このあと、5人で楽しくお話をして、

明日からも一緒に食べようって

話にまとまった。

食堂をあとにして、

教室に帰る途中、スマホが震える

スマホを確認すると、先輩からの

メッセージが表示されている。

永瀬廉先輩次の授業、抜けて、屋上に来て

『え』

ハノ「ん？どした？」
　

『いや.........えっと......ごめん、ちょっと体調優れないから保健室行ってくる』

海人「え？大丈夫？」

『うん。大丈夫。ハノ、悪いんだけど、次の先生に伝えておいてほしい。』

ハノ「.....わかった。」

海人とハノと別れて、

私は、走って屋上へと向かった。

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