シーグラス (ページ22)

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★22 ページ22

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廉「なんで今日は、食堂来ーへんかったん？」

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いじめられてるからです。

先輩といると苦しいからです。

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........なんて言えない

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『お外で食べたいなって思ったので.....』

廉「ふ〜ん。明日から俺も外で食べよ〜かな〜」

『え？/////』

廉「Aちゃん、一緒にお昼食べへん？」

『............でも...///』

ちらっと、ハノと海人の方を見る。

先輩がそれに気づいて、

私が見る方に目線を向けた。

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廉「友達？」

『........はい。......とても大事な...』

廉「.............あのさ。」

先輩は、私の方を見て、

廉「あの、男ってAちゃんの何なん？」

『え！？』

廉「前、腕組んで帰ってたん見てん。」

廉「けど、聞く子聞く子、Aちゃんには、彼氏おらんって言うし。」

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あ....

やっぱりあの日、見てたんだ.....

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『..........弟です。』

廉「え？」

『.......私の、双子の弟です』

廉「双子？」

『はい。......二卵性なんで、全然似てないから、よく、彼氏と間違えられるんです....』

廉「俺も、彼氏やと思ってた。そっか！！弟なんや。」

『はい。』

廉「仲いいのは、いいことやな。」

『.......ありがとうございます...////』

廉「けど...俺は、ちょっとヤキモチ焼いちゃう」

『え？///』

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廉「さ。じゃぁ......お昼、一緒に食べるん、また考えとってな？」

『.....え？.....は、はい...///』

廉「お友達待ってるみたいやし、俺、そろそろ戻るね」

『はい.....////』

先輩は、またね！と手を振り、

食堂の方へ帰っていった。

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〈またね〉

そんな些細な言葉でも、私の心は

ドキンっとしてしまう。

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先輩の姿が見えなくなって、

ハノと海人が駆け寄ってくる。

海人「先輩、なんて！？」

ハノ「なんか、進展あった！？」

興奮気味に左右隣に座る二人

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『..............お昼、一緒に食べないかって....』

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