いちごミルク (ページ40)

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40　紫耀Side ページ40

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紫耀Side

扉の近くに座っている俺には

なんとなく声が聞こえてきて。

廉「Aちゃん？」

とても優しい声で女の子の名前を

口にした廉

廉「Aちゃん？どうかした？...え、泣いてるん？！なんかあったん？」

え。あの子泣いてんだ...

廉「どこにおるん！....すぐ行くわ！！待っとってや！」

バンっ

ものすごい剣幕で

部屋に戻ってきた廉

廉「ごめん！俺ちょっと急用思い出した！」

海人「なにそれ〜」

優太「みんなで考えようって言ったじゃん」

廉「ほんまごめん！」

廉の様子から、あの子はただ泣いて

電話をかけて来たわけじゃないって

思った。何かあるんだって。

紫耀「廉がそんなこと言うって事はホンマに大事な用なんだね」

廉「紫耀..」

それは勇太も感じ取っていて。

勇太「紫耀が言うなら仕方ないね」

玄樹「気をつけてね〜」

廉「みんなありがとう！！」

急いで部屋を出ていった。

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そして今日。

朝楽屋に入ってきた廉は

昨日と同じ服で。

それはメンバー全員が思ってた。

海人「あれ？廉、昨日と同じ服じゃん？」

優太「昨日なんかあったんじゃないの？」

廉「...まぁな。..みんな、昨日はごめんな。」

玄樹「全然大丈夫だよ。」

廉「ありがとう。..ちょっと俺、シャワー浴びてくるわ。」

勇太「行ってらっしゃい」

みんなで廉を見送ったあと、

誰が言うこともなく一箇所に集まった。

海人「ねぇ、廉朝帰り？」

玄樹「きっとそうだよ。例の恋してる人」

紫耀「さすがに俺も驚いた。そんなことJr時代もなかったのに。」

勇太「....」

優太「え、何なに？俺だけ仲間はずれ？」

みんな優太を無視して話を続ける。

紫耀「...聞いてもいいのかな？」

玄樹「どうなんだろ..けど、このまま仕事に支障が出るなら言わないといけないよね。仮にもアイドルって言う仕事なんだし。」

海人「確かにそうだよね...」

すると黙っていた勇太が口を開く

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