いちごミルク (ページ38)

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38　紫耀Side ページ38

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紫耀Side

今日は13時からコンサートの

打ち合わせとリハーサル

みんなで色々な意見を出し合って

小さなところも1つ1つ形にしていく

廉はというと、ご機嫌らしく

色んな人と話しては笑ってる。

昨日どこにおったん？

って聞いたら廉はなんて答えるだろう

21時をすぎてもまだ終わらない。

みんな少し疲れが見え始める。

ふと廉に目をやると、

スマホを持ち嬉しそうな顔で

スマホをタップしている

何度かやり取りをしたのだろう。

スマホを置くと、さっきの疲れが

嘘のように元気になり、

またリハーサルを始めた。

勇太「...廉、嬉しいことでもあったのかな？」

隣にいた勇太が話しかけてきた

紫耀「え？あ、あぁ。そうかもな。」

勇太「連絡があるだけで、元気になるなんて相当ハマってんな。あれは。」

紫耀「....」

勇太「アイドルって仕事だから、注意が必要だね。」

勇太はそう言うと

みんなに混ざって行った。

勇太は、廉に女がいるって

考えてるってこと？

...なぁ廉..

その子は本当に信じても大丈夫なの？

あんなに落ち込んだ廉を見るのは

俺はもう嫌だよ。

廉「紫耀ー？！一緒にしよや！」

向こうから廉が俺を呼ぶ

紫耀「うん！」

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とうとう今日はコンサート初日

優太「俺たちならできる！」

勇太「やってきたことを全力でやろう」

海人「楽しも〜！」

玄樹「楽しみだね！」

廉「そやな！」

みんな気合十分で

ウォーミングアップを始める

本番30分前

衣装に着替えたり、最終確認をしたり。

みんな慌ただしく動く。

そんな中、廉はスマホを持ち

また何かを打っている。

あ。

またあの顔だ。

スマホをかばんにしまうと

廉「紫耀、みんなで円陣組もうや！」

紫耀「お、おぅ！」

みんなで円陣を組み、

コンサートの幕が上がった。

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