いちごミルク (ページ34)

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34　紫耀Side ページ34

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紫耀Side

ここ最近、廉の様子が変。

それはメンバーみんなが思っている。

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数ヶ月前、デビューした俺たち。

その3日後、朝から仕事の日。

ガチャ

紫耀「あ、廉おはよ。」

廉「おはよ」

きちんと決めたわけではないけど、

Jrの時からいつも決まった並びで

座る俺たち。だから水やマイクなども

その並びで置かれるようになった。

俺の隣に廉だ。

だけど今日はなぜか少し離れた

鏡の前に座った廉。

紫耀「え？...廉？」

廉「....」

紫耀「廉？」

廉「....」

全く返事をしない廉の近くに行き、

紫耀「廉！」

廉「うわっ！な、なんやねん！」

紫耀「全然返事しないから。」

廉「あ、ごめん...」

紫耀「いや、俺こそごめん。」

廉「なんで紫耀が謝んねん。笑」

紫耀「つられた。笑」

廉「ははっ！で、なんか用事やった？」

紫耀「いや、特に用事はないけど、いつもの場所に座らなかったから、なにかあったのかと思って。」

廉「...別になんもないで？..なんとなく自分の顔が見たかってん」

嘘だ。

廉は昔から嘘をつくと、

左の頬を触る癖がある

自分では全く気付いていない。

紫耀「...そうなん？廉は本当自分大好きだよな」

廉「まぁな！笑」

その後他のメンバーも来て

何も聞けず仕事が終わった。

廉「お疲れー！」

「「「お疲れー！」」」

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