いちごミルク (ページ29)

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今日は綾と約束の日

13時

前のCafeで待っていると

綾「A〜。ごめん待たせて。」

『私もさっき着いたところだから』

綾「よかった。」

席につくなり

綾「で！どうだった！！！？」

『どうだったって...とにかくすごかった。すごく感動したよ』

覚えてる範囲で綾に話した

嬉しそうに聞く綾がとても可愛かった

綾「来年こそは絶対いくぞー！あ、Aも一緒にいく？行こうよ！」

『うん。』

綾「Aも、king&Princeの良さが分かってきたんじゃない？」

『そ、そうかな？』

綾「うんうん！あ、グッズもありがとうね。」

『全然！合ってるか確認してみて？』

ガサガサと袋の中の確認を始めた

綾「これと、これと...うん。全部完璧！」

『よかった。』

その後綾と色んな話をして

外が少し暗くなってきた頃

綾「またすぐ会おうね！前みたいにさ！」

『そうだね！私も嬉しい！』

綾「またね！」

『うん！またね！』

時刻は18時すぎ

綾と別れて一人電車に乗った

そんなに人は多くないのに、

私のすぐ隣に座ってきた男の人。

『...っ』

その人の手が私の足を撫でてくる

かばんで手元を隠してるから

周りの人と気付かない

『...い、.っ..』

怖くて声も出ない

降りる駅ではない駅に電車が止まった

その瞬間、私は急いで電車を降り

階段をかけ下り、人通りの少ない

トイレの個室へ入った

身体の震えが止まらなかった

『...っ..』

とまれ！とまれ！

気持ちに反して震え続ける身体...

とにかく誰かに助けてほしかった

一番に頭に浮かんだのが

永瀬廉だった

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