検索窓
今日:2 hit、昨日:27 hit、合計:220,362 hit

* し れ っ と バ レ る * ページ14

西川 side


『子ども産むとか痛すぎて絶対、ぜっっったい無理やわ!』


6「子どもはええよ。ほんまに可愛いねん」


『そりゃ、翔さんは自分のお腹痛めないですもん。種を植え付けるだけですもん』


2「言い方!!」


『やって、そうやないですかあ!』




さっきのアイタさんなんかは、何人目かわかりませんが慣れてたので、スムーズでしたけれど。会陰切開になったら…想像しただけで痛いですもん!とロッカールームの真ん中で1人震え上がっている。




25「でも、お前やっていつかは結婚して子ども産むんやろ?」




うちの嫁も付き合いたての頃は同じ事、言ってたけど、いざ妊娠すると違うって言ってたで?と球団本部に連絡をしてくれていた宮さんが言うと、うーん。と宮さんのバイタルチェックをしながら唸るA。




『自分の子どもとか、好きな人との子どもなら痛いのなんて関係ないのかもしれないですね』


25「お前、好きなやつおるん?」


『グッチさん』


25「即答やな。まあ、あれやな坂口さん未婚やし無きにしも非ずやな」


『え?グッチさんって結婚されてるんやないんですか?』




しまった!宮さんに、坂口さんが既婚ってことにしてるの言ってなかった!と今更きがついても後の祭り。え?グッチさんって既婚者ですよね?と宮さんに確認してるけど、あの人、独身やで。とAに正しい知識を植え付ける。




雄也と、ついにバレた。ヤバイな。どうする?とこそこそミーティング。でも、A自身、何で既婚者って思い込んでいたか覚えてないみたいで、呑気に、ほんまですか!?と嬉しそうにする。




30「次、俺ね」


『はい。座ってください』




オープン戦の時、連絡先聞きに行ってもええと思いますか?と早速、鍵さんに相談する。前にご飯行ったんでしょ?なら大丈夫じゃない?とチラチラ卓さんを見ながら言う鍵さん。悪い顔。




10「坂口さんの前に俺とデート!」


『ああ、もう、優心くん耳元で大きな声出さないで!』


10「今日はー?ねえ、今日はどうですか」


『だから、優心くんはいつも急なんやってば』




行ってくれば?と苦笑いしながら鍵さんが言うけど、朝、夕飯の支度ある程度してきちゃいましたもん。と困ったようにしてるから、何の予定だった?と鍵さん。




『手羽元をポン酢で煮ようかなって思ってて』


30「レシピ送ってくれたら作っとく」




だから、たまには優心を構ってあげなよ。さすがに可哀想。と最早同情の域。




.

◆ リ ク エ ス ト 1 4 - 1 ◆→←* 正 義 の ヒ ー ロ ー *



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (133 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
381人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:歌子(かこ) | 作者ホームページ:https://bit.ly/35Iex9O  
作成日時:2018年10月26日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。