それはまるで魔法のように【７】 (ページ8)

今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:189,109 hit

◆ リクエスト８ - １ ◆ ページ8

石川 side

『慎吾！こっち！』

この間振りやね。とヘラヘラ笑って既にほろ酔いのA。久しぶりに来たらしい、西船の＂いつもの店＂で、ご機嫌なAに、卓さんと鍵さん。それにこんちゃんと、いつもとは違うメンバーでの飲み会に、慎吾もおいでよー。とこんちゃんに誘われて、来てみた。

G49「お久し振りです」

30「本当、久し振りだね」

8「俺も会うの久し振りだわー」

9「慎吾、久し振り」

恒例の久し振り合戦をした後、こんちゃんの隣に座ると、慎吾は生でいいでしょ？大将ー！慎吾に生１つー！と客が俺らしかいない事をいい事に個室から叫ぶA

大将「Aちゃんはー？」

『私、くどき上手のぬる燗ー！』

大将「了解！」

お前、もう日本酒飲んでるの？と言うと、鍵さんが、この子、最初から日本酒。と呆れた様に言い、手酌しようとしているAから徳利を奪ってお酌する。陽平さん、ありがとー！とにっこり笑って飲み始める。

G49「おっさんやん」

『いいのー』

30「この子、最近はあれよ。もう仲間内で飲む時は乾杯のビール通り越していきなり日本酒だよ」

G49「へえー、そうなんですね」

はいよ！と大将の声とともにドンっとテーブルに置かれたジョッキの生ビール。こんちゃんが、慎吾お疲れー。と乾杯を促すと、みんなでお疲れー。と言う。

G49「今日めっちゃ練習頑張ったから、ビールがうまい！」

8「はい、枝豆」

G49「ん、ありがと」

こんちゃんから枝豆を貰って、プチプチ食べてると、だし巻き卵は？とお皿をズイッと俺の方に持ってくるから、ありがと。と言ってパクッと食べる。

『こんちゃーん』

8「はいはい、一緒に飲みたいのね」

G49「え？今のでわかったん？」

8「まあ、いつもの事だし」

ストップって言うまで注ぐの止めませーん。と言いながら楽しそうに、こんちゃんにお酌。何度目かわからない乾杯をこんちゃんとして、クイっと飲んで、美味しー！と言う。

『卓さん、そろそろ焼酎ですか？』

9「うん」

『もちろんお湯割りですよね？』

9「さすが」

卓さんの事なら何でもわかるんですー。と言って、カウンターに行って、大将に、卓さんお湯割り飲むので、私が作って良いですか？と許可を取って、厨房にスルッと入っていく。

G49「…何か仲良くないですか？」

8「そりゃあ、１年間ずーっと一緒にいれば仲良くもなるでしょ」

.