＊ 土 鍋 ご 飯 ＊ ページ35
You side
今日は人がいるから。と夕方からお休みになったから、余ったゴーヤチャンプル、ルームシェアの子と食べてよと持たされ、今日はお家の布団で寝られるー。と意気揚々と帰って玄関を入れば、焦って玄関まできた慎吾。
私がLINEちゃんと見ないから、悪いのだけれど。迷惑かけるなら外でと提案すれば、今度は紹介するからと。何だ何だ？
色々良くしてもらって、今は、一緒にご飯食べさせてもらってる。本当、今年は野球に関わることが多いなぁ。
『ご飯どのくらい食べます？』
12「軽くでお願いしまーす」
8「俺、少し多目がいいです」
15「俺も剛と一緒で軽くで」
『慎吾は？』
G49「おにぎり」
『はい、却下』
お昼ご飯も食べずに働いて、今…もう７時３０分。さすがにお腹が空いた。みなさんのご飯よそって、いただきます。とすれば、お箸忘れた。と思い、また台所に戻る。
G49「え、どないしたん？」
『お箸忘れてん』
G49「アホやな」
『うるさい』
しょうがないから、自分のお茶碗によそったご飯をおにぎりにしてやるか。と一緒に台所にご飯も持って、塩おにぎりに。
元の席に座って、はい。おにぎり。と慎吾の目の前に出せば、ありがとう！と可愛く笑うもんやから、さっきまでの暴言はチャラになる。
12「え？何？何それ！」
15「うちの嫁より嫁っぽい」
8「このまま結婚しちゃえば？」
『いや、あり得ないですよ。』
15「このお米、めっちゃ美味しい！」
8「炊きたてだから？」
『褒めていただき、ありがとうございます』
こちら、土鍋で炊いたご飯です。とおひつを見せれば、直火で炊いたご飯って美味しいって言うけど、本当に美味しいんだね。とモリモリ食べてくださる、近藤さん。
『褒めてもらった！』
G49「よかったやん。遥輝さんのお墨付きやもんな」
うん。そうなんやけど……そうなんやけど。最近、過保護な上に優しい。最近というかトレードで東京に来てから？と考えながらワシワシご飯を食べていたら、トイレ行ってくる。と慎吾がその場を立った。
15「Aちゃんさ、俺ら同い年じゃん？」
『そうですね』
15「敬語やめない？あと呼び方変えない？」
だって、遥輝さんだって、卓さんだって、鍵さんだって。大将だって、下の名前で呼んでるんでしょ？だからさ、現時点をもって、変えようよ。と上沢さん。
『じゃあ、お言葉に甘えて…こんちゃん、剛、上沢』
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＊ ９ ３ 年 会 ＊→←＊ ゴ ー ヤ チ ャ ン プ ル ＊
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作者名：歌子(かこ) | 作者ホームページ：https://bit.ly/35Iex9O
作成日時：2018年7月28日 15時
