＊ Ｓ の 気 持 ち ＊ ページ27
石川 side
8「次は誰なんだろうね」
15「こんちゃん、そうゆう話しないの？」
8「いやー、全くないね」
12「えー、そうなの？次はこんちゃんかなぁ、とか勝手に思ってたんだけど」
15「俺も次はこんちゃんかな？って思ってたわ」
だって慎吾は確実に無いでしょ？そうゆう類の話し。と上沢。久し振りの９３年会。去年の夏にやったきりやから１年ぶり。今回連れて来たかったAは、その日、夜勤やから無理。また次誘ってや。と断られた。
上沢が結婚してから、久し振りに会ったりすれば、会話のどこかに必ずこの話題。俺やって別にいないわけやない。ただまだ、足踏みしてるというか。そんな感じやねん。
12「慎吾、何黙ってんの？」
8「実は考えてんねん。とか言い出すパターン？」
15「何、そのパターン。いや、無いでしょ。だってクセが強すぎるこいつだよ？」
G49「黙ってれば好き勝手に言いよって。」
8「え、じゃあどうなの？」
言ったら絶対根掘り葉掘り聞かれるのは目に見えとる。好き勝手言わせとったら、この話題は通り過ぎるやろ。と思っていた俺が間違いやった。
12「あ、朝比奈Aちゃんって、どうなの？」
8「ああ例の。卓さんの件の子ね。そう言えば慎吾の高校の同級生って言ってたけど、そこの所、どうなの？」
G49「ただの友達やし」
15「この前、優心が何か��俺、Aさんになら抱かれてもいい。マジ、イケメン過ぎる��って騒いでた」
8「それ俺も聞いた。たぶんあれは優心、惚れてるな」
G49「ふーん」
俺やって好きやし。優心がAと出会うずっと前から好きやし。てか、何で俺の知らんところで、こんなに好感度上がってるん？モヤモヤモヤと考えていたら、剛が、慎吾？聞いてる？って。ああ、うん。と答えれば、やっぱ聞いてない。と。
12「慎吾、顔に出すぎ。言ってる事と考えてる事が違う時、絶対斜め下見て不貞腐れるよね」
15「でたでた。で、どうなの。朝比奈Aちゃん。ただの同級生じゃないんでしょ？」
今日はきっと��石川慎吾を削ろうの会��や。いつもいつもガヤ担当の俺やから。
G49「好きとかそんなんちゃうねん」
この際や。言ってやろう。と思ってガチトーンで話し始めれば、ガチトーンでこちらを見る３人。
G49「もう愛してるの領域やねん。でも」
8「でも？」
G49「まだ友達止まりで何にも進んでへんねん！」
12「マジかよ」
15「うわ、重っ」
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作者名：歌子(かこ) | 作者ホームページ：https://bit.ly/35Iex9O
作成日時：2018年7月28日 15時
