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「 だってわからないよりわかっている方が …… 」
『 うん？』
「 Aちゃんのこと守れるでしょ？」
『 なっ …… 』
照れた顔しながら言うから
こっちまで照れる 。
「 あ 、もしかして駄菓子屋ってあれ？」
どう返事をしよう 、迷っていたら
金指くんは返事を待っていないようで
『 そう 、あれ 』
少し先の駄菓子屋を見ていた 。
「 早く行こうよ 」
『 うん 』
微笑む彼に頷いた私 、
何だかドキっとしたのは気のせいだと思っておく 。
『 こんにちは 』
「 こんにちは 」
駄菓子屋に入ると青春真っ只中の匂いがして
懐かしさに浸った 。
もうこの世にいないはずのお婆さんも 、
あの頃のように椅子に座って猫を抱いている 。
「 そちらは彼氏？」
お婆さんの姿を見てうるっと来たのに
隣の金指くんを見て凄い事言うから吃驚だ 。
『 いや 、金指くんは … 』
「 彼氏になる予定です 」
『 ちょ！』
ニコニコと金指くん 。
そうかいってニコニコとお婆さん 。
『 … 私 、お菓子見てくる 』
恥ずかしくなった私は金指くんとお婆さんに
背を向けてお菓子を見に行く 。
金指くんはついてくるかな？と思って
ちらりと後ろを見るけどついて来てなかった 。
『 あれかなー 、やっぱり 』
数年後には生産終了になるお菓子 。
せっかく過去にいるんだから買っておこうかなー
なんて呑気にお菓子を手にしたらお婆さんの笑う声
『 珍し … 』
ちらりとお婆さんの方を見てみると
金指くんと笑い合う姿を目にした 。
ああ見えて結構お婆さんは曲者で ……
オーラが見えるからなのか関わる人は選ぶ方で
お客さんに声を掛けられても返事をしない程 。
だけど … 金指くんとは初対面なはずなのに
あんなに打ち解けている 。
『 お婆さん 、金指くんのオーラ見てあげてよ 』
思い出したように金指くんとお婆さんの元へ行くと
お婆さんはまた笑った 。
「 そのうち彼女が出来る 、くらいかしら 」
クスクス笑うお婆さんと
何やら嬉しそうな金指くん 。
私を好きだと言ってくれた金指くんに
彼女が出来る …… ？
少し胸がチクっとしたのは何故だろう 。
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kiko(プロフ) - 感動しました！読んでてすごく引き込まれたので続編が見たいです (2月25日 23時) (
レス) @page22 id: c89193cc02 (このIDを非表示/違反報告)
Natsuki☆(プロフ) - 続きが見たいです！でも、作者さんのこと応援したいので無理しないでゆっくり更新してください！他の作品もすごく良かったです！ (2019年10月12日 8時) (レス) id: d0758bb83f (このIDを非表示/違反報告)
金指Love - 続きが見たい〜！ (2019年8月25日 15時) (レス) id: d0758bb83f (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 待ってます更新 (2018年9月20日 2時) (レス) id: 833ad1f191 (このIDを非表示/違反報告)
いちかわ(プロフ) - 作者さんの作品全部好きです！こちらの作品も楽しみにしてます。 (2018年8月10日 14時) (レス) id: 50dddb31e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるるん
| 作成日時：2018年8月10日 14時
