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『 何で昨日来なかったの？』
「 ごめんごめん 」
過去に戻って5日目 。
登校中に金指くんの姿を見つけては彼の元へ走る 。
『 私ずっと来るの待ってたのに 』
「 ごめん … 昨日の分も今日相手してくれる？」
『 いいけど 。別に暇だし？』
金指くんは私のそんな返事に
笑ってありがとうと言い 、私の手を握った 。
『 え？』
「 今日も学校サボろ！」
『 ちょ！』
同じ制服を着て登校する生徒達と
逆方向に進む私の足 。
『 はあ … はあ … 別に走らなくてもいいじゃん 』
「 ごめんって 」
着いたところは学校の裏側にある小さな公園
2人して肩で息しながらブランコに腰掛ける 。
「 いい天気だよね 」
『 そうだね 』
隣で金指くんのブランコが揺れ始めたのが見えた 。
今日は確かに快晴で
青空に白い雲がよく映える 。
「 Aちゃんもブランコ漕いだら？」
『 うん 、ブランコとか何年振りだろ 』
「 俺も久しぶり 」
入れ替わるように高くなる私と金指くんのブランコ
1番高いところまで達した時 、
空に手が届きそうな気がした
「 Aちゃん 」
秋風を感じながらのブランコ 。
『 なーに？』
タイムリープして5日しか経ってないけど
戻ってからの高校生活の方が楽しいんじゃないかと
思っていた 。
「 明日 、現在に戻るよ 」
ギィっと隣で彼のブランコが止まった 。
「 今日で最後 」
『 ちょっと … 待って … 』
私もザザッと砂に足をついてブランコを止める 。
「 タイムオーバー 」
『 … どういうこと？』
しっかり止まったブランコに腰掛ける2人の影は
こんなにいい天気の暖かい日なのに
どこか寂しそうで悲しげだった 。
「 俺にはAちゃんを振り向かせられなかった 」
『 …… 』
「 元々時間が戻せるのは7日間だけだったんだよ 」
彼は足元を見ながら話す 。
「 俺 、Aちゃんより2日も早く過去に来てて 」
『 え？じゃあ 、私は5日目だから …… 』
「 そう 。俺は今日で7日目 」
元々こんなに長く過去にいるつもりは無かったんだ
ってブランコから立ち上がる金指くん 。
「 ねえ 、駄菓子屋に連れて行って 」
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kiko(プロフ) - 感動しました！読んでてすごく引き込まれたので続編が見たいです (2月25日 23時) (
レス) @page22 id: c89193cc02 (このIDを非表示/違反報告)
Natsuki☆(プロフ) - 続きが見たいです！でも、作者さんのこと応援したいので無理しないでゆっくり更新してください！他の作品もすごく良かったです！ (2019年10月12日 8時) (レス) id: d0758bb83f (このIDを非表示/違反報告)
金指Love - 続きが見たい〜！ (2019年8月25日 15時) (レス) id: d0758bb83f (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 待ってます更新 (2018年9月20日 2時) (レス) id: 833ad1f191 (このIDを非表示/違反報告)
いちかわ(プロフ) - 作者さんの作品全部好きです！こちらの作品も楽しみにしてます。 (2018年8月10日 14時) (レス) id: 50dddb31e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるるん
| 作成日時：2018年8月10日 14時
