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過去の朝を迎えるのは4日目 。
『 おはよう 』
「 おはよー！そういえば昨日休んでたじゃん 」
『 あー … ちょっとね 』
友人を交わして席に座って
目を向けるのは金指くんの席 。
今日は一緒にどこに行くんだろう 、
何をするんだろう 。
そればっかりが頭にあって
今日の朝はワクワクした気持ちで目覚めた 。
「 … 金指は今日も休みか 」
だけど何故か朝から学校に来なくて 。
「 そこ欠席ね？」
お昼になっても彼は来なくて 。
『 金指くん … 』
心配になって 、ついに伸ばした携帯電話には
彼の連絡先なんて入ってなかった 。
『 …… 結局来なかったなー 』
放課後のチャイムが鳴って
靴箱に上履きを入れる 。
歩き出した足取りは重くて
このまま真っ直ぐ家へ帰る気にはならなかった 。
『 こんにちはー 』
「 あら 、いらっしゃい 」
学校の裏側にある駄菓子屋 。
「 何か嫌なこともあったのかい？」
『 まあ …… 』
お菓子を選びながら話す私を
お婆さんは微笑んで見ている 。
「 若いっていいわね 」
『 どういうこと？』
「 そのうち気づくはずよ 」
『 そう？』
猫を撫でる手を止めないお婆さん 。
「 そういえばこの前の男の子は？」
『 … 今日は一緒じゃないの 』
そうかい …
と言ったお婆さんは少し寂しい顔をしながら
「 お婆さんもう一度あの男の子に会いたいわ 」
こんな事を言うから驚いた 。
『 え？じゃあまた今度連れてくるよ 』
「 明日 」
『 明日？』
猫を撫でている手がついに止まったから
何となくわかったと返事をした私 。
明日も過去にいるとは限らないのに …
「 ありがとう 」
『 私これ買ってないよ 』
「 おまけよ 」
金指くんを明日連れてくることになった途端
お婆さんは少し嬉しそうで 。
おまけ 、なんて言ってこの前
金指くんと分け合った板チョコを入れてくれた 。
『 … ありがとう 』
「 また明日待ってるよ 」
『 うん 、また明日 』
来た道を戻りながら少し考える
明日は …… 金指くんに会えるのかなって 。
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kiko(プロフ) - 感動しました！読んでてすごく引き込まれたので続編が見たいです (2月25日 23時) (
レス) @page22 id: c89193cc02 (このIDを非表示/違反報告)
Natsuki☆(プロフ) - 続きが見たいです！でも、作者さんのこと応援したいので無理しないでゆっくり更新してください！他の作品もすごく良かったです！ (2019年10月12日 8時) (レス) id: d0758bb83f (このIDを非表示/違反報告)
金指Love - 続きが見たい〜！ (2019年8月25日 15時) (レス) id: d0758bb83f (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 待ってます更新 (2018年9月20日 2時) (レス) id: 833ad1f191 (このIDを非表示/違反報告)
いちかわ(プロフ) - 作者さんの作品全部好きです！こちらの作品も楽しみにしてます。 (2018年8月10日 14時) (レス) id: 50dddb31e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるるん
| 作成日時：2018年8月10日 14時
