あの子は無自覚ヤンデレホイホイ【あんスタ】

ホイホイその7 ページ7

昼が来た。

結局あの後 佐賀美先生が来て｢過労だから休め｣と言われベットに寝かされ強制睡眠。
目覚めたらお昼だった。

あんずちゃんとの約束が合ったからあんずちゃんと一緒に屋上に行こうとして2-Aに迎えに行こうとしたら保健室からにわざわざ迎えに来てくれた。


｢Aちゃん！行こー！｣

『あっ、うん！』


｢じゃ、行こ！Aちゃん！｣

そう言って手をギュッと握るあんずちゃん。

私達は手を繋いだまま屋上に向かった。

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『うわあぁっ！あんずちゃんのお弁当美味しそう！』

｢Aちゃんのも美味しそうだね！｣


ここはオアシスか。


数少ない女友達でもお昼ご飯一緒に食べたこと無かったからこうやって食べさせ合いする、っていうのは強い憧れがある。

生唾をゴクリと飲み込み羞恥を捨てる。


『...あんずちゃん。あ、あ〜ん。』

恥ずかしくて下を向いていたからよくわからなかったけど沈黙がしばらく続いた。


｢Aちゃん、顔上げて。｣

言われた通り顔を上げるとあんずちゃんが箸に食いついてパシャッとフラッシュと音が鳴った。


『え、.....何したの？』

｢ふふっ♪皆に私達の仲の良さを自慢しようと思ってね。写真撮っちゃった｣


テヘッと笑う彼女に正直好感しか持てない。

｢仲の良さ｣｢自慢する｣
という言葉がコンボで聞けたのはこれが初めてで嬉しい。


『あ、あんずちゃあああああん！！』

そう言って抱きつけば驚きつつも優しく抱きしめてくれる。



ああ、お父さんお母さん。Aは高校で大切な親友ができました。









.





『あっ！お弁当食べないと！』

｢やば、忘れてた。｣





｢(無事に校内SNSに発信できたし今頃皆発狂か嫉妬に狂ってるだろうな〜♪
さっきの写真アイコンとトプ画にしてやろ。
あと携帯の待ち受けにもしよ♪)｣



『(あんずちゃん笑ってる。何か嬉しいことあったのかな。)
あんずちゃん、この卵焼きあげる。はい、あ、あ〜ん。』


｢ありがと〜。んー！美味しい！｣

『口に合って何よりです。』


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なんだこの女子たちのイチャイチャ回は。

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