ホイホイその6 ページ6
保健室の机にはいつも何かが積み重なっている。時には書類。時にはダンボール。時には大量の薔薇、などなどいつも来るたびに何かが積み重なっており、荷物の向こう側に誰がいるかわからないのである。
まあ要するに保健室の机は常に死角になっているってワケ。
佐賀美先生はそのことを利用して暇さえあれば机で寝てる。だから今回のあの音も佐賀美先生がこっくりこっくりしてた時に前のめりになって机に頭ぶつけたんだと思う。
流石に昼間から授業もせず寝るのは教師としてどうかと思い起こすことにした。
｢佐賀美先生、おきてくださ｢うわあああ！｣ぎゃあああ！｣
どうやら先ほどの音を立てたのは佐賀美先生では無くもう一人のプロデューサーであるあんずちゃんだった。
｢あ、あんずちゃん？え、何でここにいるの？｣
｢あっ、いや、今日A組体育でバスケットボールでさ、遊木君が怪我しちゃったから保健室にテーピング取りに来たの。
でも引き出しあげてみるとテーピングがスッカラカンだったから佐賀美先生の机の下にあるテーピングのダンボールから貰おうと思って。｣
一人の怪我のために自分の授業まで抜け出すなんて、やっぱりあんずちゃんは優しいな。
私の周りにはたくさんの優しい人がいてとても嬉しくなる。中学校の頃の周りの人は優しいなんて言葉と正反対だったからね。
胸がじんわりと温かくなって寝起きに人の優しさと出会えたことに感激する。
時計を見ると授業が終わる10分前。
『____ほ、らほらあんずちゃん！早く行かないと授業終わっちゃうよ！』
そう言うとあんずちゃんは一瞬戸惑ったような顔をして
｢あっ、ホントだ。じゃあ行ってくるね！
あ、そうだ最近Aちゃんとご飯食べれてないから今日お昼休み一緒に食べよ？｣
笑顔でお昼の約束を取り付けてきた。
『う、うん！私も最近あんずちゃんとご飯食べれてないな〜と思ってたから嬉しいよ！楽しみにしてるね！』
私がそう言ったのを聞きあんずちゃんは満足気に保健室から出ていった。
｢(あ〜あ〜。せっかくAちゃんと残りの時間喋るつもりだったのになぁ。まあでもAちゃんの寝顔拝めたしお昼ご飯一緒に食べれる事になったし、結果オーライかなぁ♪
Aちゃんにあ〜んして貰ってる所写真撮って校内SNSにアップしてみんなに自慢しよ♪)｣
｢(同性、という権利を使ってAちゃんと沢山お近づきになるんだもんね♪
待っててね大好きだよ、Aちゃん♪)｣
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おバカさん - いつ新しい話が投稿されるんだろー（≧∇≦） (2017年10月28日 1時) (
レス) id: e5258e5310 (このIDを非表示/違反報告)
若緑(プロフ) - え？大将はヤンデレじゃない？んん？？ていうか凛月くーんww (2017年9月22日 5時) (レス) id: 7106644b4a (このIDを非表示/違反報告)
とうきび(プロフ) - ちょ、コメ欄！w違う意味で荒れとるwww……………ゆうたくん大好きだァァァァ！！！！！！！！！！！！！ (2017年9月10日 0時) (レス) id: 46476cb2c2 (このIDを非表示/違反報告)
ロン毛 - た、大将 (2017年8月16日 3時) (レス) id: 514a316007 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - とても面白くて、楽しく読ませていただいています♪続き楽しみにしてます☆ (2017年8月11日 14時) (レス) id: bbe143a00f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつ黒豆 | 作成日時：2017年8月1日 22時
