#イケメン+オヤシキ ページ4
『.....さて、そろそろ行くか。』
｢....んっはぐっ、｣
こんのすけがそう声を上げたのを確認して俺は立ち上がった。
膝についた土を払って余韻に浸っているこんのすけを両腕で抱き抱えた。
『さーて、こんのすけさん、案内してくれます？』
｢は、はい！了解しました！
.....ぁ、あの、またこんのすけのこと撫でてくださいね....？｣
そう言ってきゅるんっとでも効果音をつけたそうな表情でこちらを見つめてくるこんのすけ。
おれは肯定の意を示してこんのすけの頭を撫でた。
どうやら懐かれたようでそれが嬉しくて口元が綻んだ。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
『ご開帳〜』
おちゃらけながら門を開く。
するとぶわっと一気に立ち込める悪臭汚臭。
『....臭いな。』
言うつもりのなかった言葉が思わずぽろっとこぼれてしまう程酷い有様だったことを察してほしい。
周りを見回してみると植え込みに植えられていた花達は枯れ、本来ならば青く茂っているはずの芝生も茶色く、カラカラに枯れていた。
『これはひっどい有様だなぁ....な、こんのすけ。』
片手でこんのすけの頭を撫でていながら質問を投げかけるが応答が帰ってこない。
あれ？と思って見てみると、擬音で表すのならふにゃーん、みたいな表情でこんのすけは寝ていた。
ぶっちゃけ、見ず知らずの土地で頼れる相手が現在爆睡中、ということほど不安に駆られることは無いとは思っているが、睡眠中、ましてや気持ちよく寝ている最中に起こされたくはないだろう、と思い、敢えてそのまま放置することにした。
『.....ぬくいな。』
温かみを感じながら俺はまた歩を進めた。
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きな粉の介 - お…終わり…だと…！？いや、終わりじゃないですよね！？更新待ってますよ！？ (2023年3月30日 14時) (
レス) @page24 id: 6c6ea7b35a (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 続きが気になる…続編待ってます！ (2020年4月19日 10時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
ねっちゅう(プロフ) - え、終わり？！終わっちゃうんですか？！！え、めっちゃ続きが気になるぅ…… (2019年12月17日 17時) (レス) id: 9a7f6c9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 中途半端ナ終わり方をシテいますネ。続きが気になってシマいます。 (2019年8月1日 21時) (レス) id: e71f9e4ab9 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - え、なんで終わりになってるんですか！？続きが気になります… (2019年3月15日 16時) (レス) id: aa7d8d537e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつ黒豆 | 作成日時：2018年3月19日 23時
