〈4〉(終) ページ17
「.....っふ」
誰かが吹き出す。
必然的に声を発した方向を見る
光に照らされ艶やかに輝く髪。
まさに絶世の美女と形容するにふさわしい容姿__三日月宗近である、
「はっはっは、小狐は愉快でいいなぁ。」
にぱっと朗らかに笑う三日月
それが「全然主に通じてねえじゃねえか、マジ笑える」というニュアンスを含んだものだったものはA以外には理解に容易いことだった
ちなみに当のAは「刀派が同じなだけあって仲いいんだな〜」くらいにしか思っていない。
「__水も滴るいい男とはまさにこの事。
主、俺も近くに行っていいか?」
一瞬、美女の口から「俺」という単語が出てきたことに驚いたAだが、元は男ということを思い出したようで
『いいよ、おいで。』
「___ほら、お前らも来れば良いではないか。
鶴丸、見とれるのはわかるがこんな機会は二度とないだろう、
一期一振、お前もここに弟達はいないのだから存分に主に甘えれば良いのではないか。」
そう言われると、おずおずと三日月に付いてくる鶴丸と一期。
牽制するかのように睨む小狐丸。
未だAの腕に抱きついて離れない巴形に嫉妬の念を含みながら言い合いを続ける長谷部。
そしてA。
『.....両手に花ならぬ周りに花』
そして夜も更けていくのであった。
.
(「おい!なぜ俺が1番主から距離が遠いんだ!」
)
(「それは俺も同じだ、長谷部。」)
(「ふんっ、主にベタベタするからだ、巴形。」)
(「それはお前も同じではないか?」)
(「うるさいぞ!三日月!」)
(「.....あの、主、なにも抱きしめなくても良くないか....?」)
(『あぁ、嫌だったか?ごめんな。』)
(「いやっ、別に嫌という訳では無いんだが...
その、慣れてない、というかなんというか....。」)
(『...可愛いな。
一期は、大丈夫か?ぁあ、抱きしめられるの嫌じゃないか?』)
(「ぃっ、いえ、大丈夫というか、いつも甘えられる立場だったのでこう甘えられるのは新鮮だなって....お、思いまし、て...。」)
(『(....うちの刀剣達が可愛すぎる件について)』
)
オチは特にない!
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ちゃんと朝起きたら性別戻っていたようです。
そして文字数の都合で書いていませんでしたがお風呂では刀剣の方々はちゃんとタオルで体覆ってます。大丈夫です。
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きな粉の介 - お…終わり…だと…!?いや、終わりじゃないですよね!?更新待ってますよ!? (2023年3月30日 14時) (レス) @page24 id: 6c6ea7b35a (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 続きが気になる…続編待ってます! (2020年4月19日 10時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
ねっちゅう(プロフ) - え、終わり?!終わっちゃうんですか?!!え、めっちゃ続きが気になるぅ…… (2019年12月17日 17時) (レス) id: 9a7f6c9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 中途半端ナ終わり方をシテいますネ。続きが気になってシマいます。 (2019年8月1日 21時) (レス) id: e71f9e4ab9 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - え、なんで終わりになってるんですか!?続きが気になります… (2019年3月15日 16時) (レス) id: aa7d8d537e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつ黒豆 | 作成日時:2018年3月19日 23時