目標の先【男性声優】 (ページ14)

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神谷side

アフレコも無事終わり、ちょうど切れた水を買うために自動販売機の所に向かった。

自動販売機の近くの角を曲がろうとした時

楽しげなふたりの様子が目に入った。

小野くんとAちゃん？

ちらっもう1度、今度は覗くように見てみると、2人が並んで座っていた。
距離がとても近い。

なんか2人して楽しそう。

なんでだろ。無性にイライラしてきた。
俺だってもっとAちゃんと話したい。

嫉妬というものですか。

こんな気持ちもってはいけないような気がするけど。

花｢かーみやさん！｣

神｢香菜ちゃん、しー！｣

花｢あー、あのおふたりさんですか？？｣

神｢そう。なんかいい感じじゃない？｣

花｢そうですね～、神谷さん。

邪魔しに行きましょ！｣

香菜ちゃん…
まあ、いつまでもあれを見せられるのは辛いしね

神｢おう！｣

俺は香菜ちゃんと堂々と近づいていった。

花｢Aちゃーーーん｣

香菜ちゃんがAちゃんに飛びついた。
女性同士だからこそ出来ること？なのか。。。

『?!?!花澤さん？？』

神｢DGSの打ち合わせがもうすぐ始まるから行くよ！｣

少し強引だったかな。
でも引きはがすためなら。

小｢えっ、あっ、神谷さん！！｣

神｢昌谷さん、小野くん借りるね｣

『だi、、小野さんは神谷さんのものですからご自由にしても大丈夫ですよー！』

いま大輔って言いかけたような。気のせいか。

神｢じゃ、遠慮なく～！小野くん行くよ！！｣

小｢ちょっ神谷さん？じゃあまたね！｣

『はい』

とりあえず、2人きりは終わらせることができた。

さて、事情聴取開始だ。
―――
小野(あーあ、もっとお話したかったのに。)