飽きるまで ページ5
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ほんの少しだけ、俺がいない間に他の男と…ってそんな器の狭い感情が込み上げた。
そしたらAが笑うから、思わず口を塞いだ。
Aは最初少しびっくりしたようにピクッと動いたけど、顎を持ち上げて応えてくれる。
愛おしいと感じた。
俺には俺の世界があるように
AにはAの世界があって
それは芸能界と、芸能界じゃない場所にいる俺とAに限らず、どんな人たちにもそれぞれの世界がある。
それは分かっているのにやはり、漠然とした不安が付き纏う。
無理をさせてないだろうか、
窮屈に感じてないだろうか、
公表したほうが……
いや、それが難しいことなんて俺が一番よく分かってる。
公表なんてしたらいろんな人を巻き込むことになるし、なによりも嵐がどうなるか分からない。
Aも大事だけど、嵐も当たり前に大事で
この2つを天秤にかけることはできないけど、どちらも守りたい。
それは贅沢なことだろうか。
翔「A」
唇を離してAを見つめる。
ん？と俺を見上げる顔が、可愛くて仕方ない。
翔「離さないからな」
自分でも情けないくらいか細い声が出た。
Aはいきなりどうしたみたいな表情を浮かべながらも頷いて
A「覚悟してるよ」
と笑った。
離さない。
離すもんか。
ギュッと閉じ込めるように抱きしめると、Aは背中に回してくれた手で、子どもをなだめるかのようにポン、ポンと俺の背中を優しく叩いた。
ずっと余裕で大人な櫻井翔でいれればよかったけど、俺はそんな優等生じゃない。
嫉妬もするしムキにだってなる。
他の人と同じように恋だってする。
ただ人と違うのは、アイドルだということ。
俺にできることは、Aのことも嵐のことも守ること。
どちらもなんて贅沢かもしれないけれど、俺にはそれしかないから。
だから
A「翔さんが飽きるまで、そばにいるよ」
翔「…」
飽きるわけないだろ。
答える代わりに、Aが「痛い」と笑うまで強く強く抱き締めた。
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アリサ.(プロフ) - にゃんさん» にゃんさん、コメントありがとうございます！かなり長い年月をかけてしまいましたが、最後までありがとうございました！他の作品の続きも書いていきますので引き続きよろしくお願いします＾＾ (2023年1月8日 15時) (
レス) id: 3f85f11188 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - ありがとうございます。最後まで書いて頂き感謝です。 (2023年1月8日 13時) (レス) @page42 id: b010e36986 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ.(プロフ) - りぃさん» わわわ、、、本当に長い間お待たせしてしまいましたよね(;_;)相変わらずずっと嵐のファンやってました笑 これからも引き続き、楽しみにしてて頂けると嬉しいです！ (2020年7月12日 21時) (レス) id: a395b827f3 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ(プロフ) - ずっといつ更新されるのかと待っていたので、再開本当にうれしいです！これからの展開楽しみにしてます！！！！ (2020年7月12日 21時) (レス) id: cd3fd14afa (このIDを非表示/違反報告)
アリサ.(プロフ) - のあさん» ありがとうございますうううう(;_;)！！温かく見守っててください…！ (2020年7月12日 20時) (レス) id: a395b827f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリサ.
| 作成日時：2020年7月12日 18時
