おあいこ ページ9
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食べさせてっていうのは
えっと…
A「なにを？」
ぶはっと翔さんが噴き出す。
翔「ねぇ、天然？それとも計算？」
A「え？え？」
翔「計算なわけないか、こんな子が」
私が1102号室の前で立ち止まると、翔さんも同じように立ち止まった。
翔「今の場合においての食べさせて、はさ。アナタの手料理を食べさせて、に決まってるでしょ？」
ね？と首をかしげる翔さん。
そんな可愛い仕草が似合う30代どこにもいない。
A「そ、そんな食べて頂けるようなレベルじゃないですよ？」
翔「レベルとかじゃなくてさ、俺はAちゃんの手料理が食べたいだけなんだけど」
A「………」
翔「だめ？」
断ろうと思ったのに、そんなしゅんとされると…
A「わ、分かりました…けどあんま期待しないでください」
翔「よっしゃ！」
その笑顔を見た瞬間、何作ってあげようだなんて私の頭は簡単にそっちに切り替わっていた。
A「えっとじゃあ、私の家来ます？翔さんち？」
翔「俺の冷蔵庫なんにもないからAちゃんちお邪魔させて(笑)」
翔さんは、一回荷物置いてシャワー浴びてくると言って1103号室に帰っていった。
私は家に帰った瞬間、大急ぎで部屋中を片付けて翔さんを迎える準備をした。
A「変なもの置いてないよね？大丈夫だよね？」
何回も何回も部屋を確認してから
冷蔵庫の中身を見て、何を作ろうか考える。
そういえば翔さんって何が好きなんだろう
聞いとけばよかったな…
A「ほんとに普通の料理しか作れなさそうだなこの材料だと」
今から買い物に行ってたら翔さんのこと待たせちゃうしな。
A「あーー後悔」
味だけはちゃんとしたものを作ろうと、いそいそと準備を始める。
しばらくするとピンポーンとインターフォンが鳴った。
ドアを開けるとお風呂上がりの翔さんが立っていて、いつもセットされてる髪はぺたんとしていてサラサラで、Tシャツ半ズボンのラフな格好。
テレビでは見れないオフモードの翔さんにどうしようもなくソワソワして、あまり顔が見れない。
A「ど、どうぞ…散らかってますが」
翔「お邪魔します。Aちゃんち上がるの初めてだ」
A「この前は翔さんの家にいきなりお邪魔することになりましたもんね」
翔「これでおあいこ(笑)」
自分の家に翔さんがいるのが不思議で、夢なんじゃないかと思う。
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アリサ.(プロフ) - ゆずみかんさん» はじめまして！キュンキュンして頂いているようで嬉しいです(；ω；)！申請ありがとうございます、承認しました！ (2017年9月22日 18時) (
レス) id: 94a9c7fcff (このIDを非表示/違反報告)
ゆずみかん - はじめまして！めっちゃキュンキュンしながら読ませてもらってます！ツイッターの方に許可申請出させてもらったので、もしよければ許可お願いします！ (2017年9月21日 19時) (レス) id: eaaf907f51 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ.(プロフ) - あっこさん» はじめまして、コメントありがとうございます嬉しいです…！毎日読み返して頂いてるなんて光栄すぎます。。(；ω；) (2017年9月6日 14時) (レス) id: 94a9c7fcff (このIDを非表示/違反報告)
あっこ(プロフ) - はじめまして！このお話大好きです！毎日読み返し、キュンキュンして毎日の楽しみです！ (2017年9月5日 23時) (レス) id: df0f1316e7 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ.(プロフ) - ひとみさん» はじめまして、コメントありがとうございます(；ω；)！日々の生活の中にこのお話が楽しみとして加えられてること、とても嬉しく思います。ご期待に応えられるよう頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2017年9月4日 10時) (レス) id: 94a9c7fcff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリサ.
| 作成日時：2017年8月5日 22時
