蘇る時間 ページ35
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翔さんとはあれから会っていない。
連絡もしないし、お互いの家を行き来することもなくなった。
お互いの存在を知らなかった頃に戻っただけ。
そう言い聞かせていないと、なにを手につかなくなりそうで。
世の中にはしてはいけない恋もある。
国民的アイドルに恋をするなんて、そんなことあっちゃいけないはずだったのに。
きっと私、優しくされて麻痺してたんだ。
とてもじゃないけど同窓会に行けるような気分にならなくて一度は断ろうと思ったけど、ゆうこからタイミング良く「絶対来てね」と念押しされてしまい、仕方なく会場に向かっている。
会場の入り口に着くと、ゆうことその彼氏…私にとっての先輩がいた。
美男美女。絵になる2人。
ゆうこ「あ！Aー！！」
私に気づいたゆうこが腕をぶんぶん振る。
先輩も優しく笑って「久しぶり」と声をかけてくれた。
A「達也先輩、お久しぶりです」
ワイシャツにネクタイをゆるっと締めた達也先輩は相変わらずかっこよくて、学生時代を思い出す。
女子たちの憧れの的だった達也先輩はみんなに優しくて、かっこよくて、いつも余裕があって
すごく大人だった。
達也「俺の卒業式以来だよね。綺麗になったなぁ」
A「そ、そうですか？ありがとうございます…」
達也先輩に言われるとなんか照れるな…。
するとゆうこがすかさず、
ゆうこ「ちょっと、なんでAには言って私には言わないわけ？」
と達也先輩に詰め寄った。
達也「言わないだけでちゃんと思ってるよ、そんな怒るなって」
ゆうこの肩を抱いて、ほら行くよ、と促す達也先輩は、やっぱり大人の余裕があった。
なにしろ、それだけでゆうこの機嫌が一気に直る。
完全に扱い方を分かってるな先輩…さすが。
ゆうこ「Aも行こ！もうあの人来てるって」
A「べつにいいって、気にしてないし」
ゆうこ「なんかあるかもしれないじゃない」
A「なんもないよ」
ゆうこ「んもー、欲がないんだから！」
だって、今さら元カレに会ってもなにを話せばいいんだろう。
ゆうこたちみたいにまだ気持ちがあるなら話は別だけど。
会場に入ると、懐かしい面々が勢ぞろいしていた。
「うわ！A！？」
「やだ久しぶり！元気だった？」
「ゆうこもいる〜！知ってるよ、達也先輩とより戻したんでしょ？」
不思議。顔を見て話すだけで一気に当時に戻れる。
4年間、ここが私の居場所だったんだなぁと感慨深くなる。
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アリサ.(プロフ) - ゆずみかんさん» はじめまして！キュンキュンして頂いているようで嬉しいです(；ω；)！申請ありがとうございます、承認しました！ (2017年9月22日 18時) (
レス) id: 94a9c7fcff (このIDを非表示/違反報告)
ゆずみかん - はじめまして！めっちゃキュンキュンしながら読ませてもらってます！ツイッターの方に許可申請出させてもらったので、もしよければ許可お願いします！ (2017年9月21日 19時) (レス) id: eaaf907f51 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ.(プロフ) - あっこさん» はじめまして、コメントありがとうございます嬉しいです…！毎日読み返して頂いてるなんて光栄すぎます。。(；ω；) (2017年9月6日 14時) (レス) id: 94a9c7fcff (このIDを非表示/違反報告)
あっこ(プロフ) - はじめまして！このお話大好きです！毎日読み返し、キュンキュンして毎日の楽しみです！ (2017年9月5日 23時) (レス) id: df0f1316e7 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ.(プロフ) - ひとみさん» はじめまして、コメントありがとうございます(；ω；)！日々の生活の中にこのお話が楽しみとして加えられてること、とても嬉しく思います。ご期待に応えられるよう頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2017年9月4日 10時) (レス) id: 94a9c7fcff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリサ.
| 作成日時：2017年8月5日 22時
