怖くない ページ33
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まってまって、こんな格好ではさすがに出られない…！
A「ちょ、ちょっと待っててもらっていいですか…？」
翔「ごめん忙しかった？」
A「そういうわけじゃないんですけど…」
翔「ちょっと顔見に来ただけなんだけど」
…わざわざ来てくれたんだ…
A「あの…私いま同窓会に着ていく服を試着してて…着替えてもいいですか？」
翔「同窓会の？この前選んでたやつ？」
A「はい…すみません、すぐ着替えますね！」
急いで受話器を置こうとすると、「まって！」と遮られた。
翔「そのままでいいから」
A「だ、だめですよ恥ずかしいです…」
翔「なんで？絶対似合ってるのに」
お世辞だって分かってるけど、そう言ってくれることが嬉しかった。
翔「俺が見たいから見せて？」
A「…っ」
翔さんの言葉に受話器を置いて、ゆっくりとドアを開ける。
私の姿を見た翔さんは少し目を見開いて固まった。
A「す、すみません、やっぱ変ですよね！今すぐ着替えてきま…」
部屋に戻ろうとした私の手を翔さんが黙って掴む。
そして、部屋の中に押し込まれてドアが閉められた。
翔さんを見上げると、真剣な表情でまっすぐ私を見つめていた。
A「しょ…」
翔「ごめん」
A「え？」
一言つぶやいたかと思えば、肩を引き寄せられてギュウ…っと翔さんの腕の中に閉じ込められた。
えっ………
A「あ、あの…っ」
恥ずかしくて身体を動かすと、それを阻止するかのようにますます強く抱きしめられる。
翔「ほんと勘弁して…」
絞り出すような翔さんの声に胸がギュッとなった。
翔「まじかよ、ふざけんなよ…」
A「翔さん…？」
翔「このまま閉じ込めておきたいって言ったら引く？」
A「…え？」
翔「やべー、俺めっちゃ危ないやつみたい」
…私、翔さんにならいいよ。
閉じ込められたって怖くない。
そんなことを本気で思う私のほうが、よっぽどやばいよ。
だらんと下に降りていた腕を、ゆっくりと翔さんの背中に回す。
翔さんの身体が、ピクっと動いた。
A「引かないです」
翔「…」
A「翔さんだから、平気です…」
私の言葉に翔さんがハァーーーと息を吐く。
翔「Aちゃん、男に向かって簡単にそんなこと言っちゃだめだよ。襲われちゃうって」
翔さんが私の頭をポンポンと撫でる。
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アリサ.(プロフ) - ゆずみかんさん» はじめまして！キュンキュンして頂いているようで嬉しいです(；ω；)！申請ありがとうございます、承認しました！ (2017年9月22日 18時) (
レス) id: 94a9c7fcff (このIDを非表示/違反報告)
ゆずみかん - はじめまして！めっちゃキュンキュンしながら読ませてもらってます！ツイッターの方に許可申請出させてもらったので、もしよければ許可お願いします！ (2017年9月21日 19時) (レス) id: eaaf907f51 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ.(プロフ) - あっこさん» はじめまして、コメントありがとうございます嬉しいです…！毎日読み返して頂いてるなんて光栄すぎます。。(；ω；) (2017年9月6日 14時) (レス) id: 94a9c7fcff (このIDを非表示/違反報告)
あっこ(プロフ) - はじめまして！このお話大好きです！毎日読み返し、キュンキュンして毎日の楽しみです！ (2017年9月5日 23時) (レス) id: df0f1316e7 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ.(プロフ) - ひとみさん» はじめまして、コメントありがとうございます(；ω；)！日々の生活の中にこのお話が楽しみとして加えられてること、とても嬉しく思います。ご期待に応えられるよう頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2017年9月4日 10時) (レス) id: 94a9c7fcff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリサ.
| 作成日時：2017年8月5日 22時
