出会ったもん勝ち ページ13
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和也『翔ちゃん？』
A「えっ」
和也『なんかあった？』
二宮さんの優しい声が、私を安心させる。
A「こんなことで連絡するのもどうしようと思ったんですけど…」
和也『そんなん気にすんなよ。かけてこいって言ったじゃん』
あくびまじりに二宮さんが言う。
A「眠いですよね？また今度でも…」
和也『いいから早く言いなさいよ、二宮さん寝ちゃうよ？』
10…9…8…とカウントダウンし始めて、慌てて用件を話す。
A「しょ、翔さんがよく分からなくて…っ」
和也『どういう意味？』
二宮さんに促されるまま、今の状況をぽつりぽつりと話す。
二宮さんは相槌を打ちながら静かに聞いてくれて、話しやすくて、私の気持ちを受け止めてくれてるように思えた。
和也『確認だけど、付き合ってないんだよね？』
A「はい」
和也『お互いの家を行き来して、Aちゃんが料理作って…え？もう一度聞くけど付き合ってないよね？』
A「はい」
そうかー…と二宮さんがため息をつく。
やっぱ呆れたかな。こんな状況、誰が見てもおかしいし…私だっておかしいと思う。
和也『Aちゃんはどうなりたいの？翔ちゃんと』
どうなりたい…？
その質問にすぐに答えられなかったのは、私がそんなことを考えたこともないからで。
どうなりたいかよりも、私は翔さんと一緒にいるあの時間が消えないで欲しいってそんなずるいことばかり考えていた。
答えられない私を見かねて、二宮さんが諭すように言った。
和也『Aちゃんの気持ちはどこにある？』
A「私の気持ち…？」
和也『翔ちゃんと、付き合いたい？』
付き合う…私が翔さんと…？
そんなこと、許されるの？
A「そんなことになったら迷惑が…」
和也『んなこと考えなくていいんだよ。お前がどうしたいかが重要だろ』
A「世界が違うって思っちゃうんです。私なんかが近くにいていいのかなって…そう思うと踏み出せなくて…」
和也『あー…そうだった、アナタはそういう人だったね』
A「え？」
和也『今はつらいかもしれないけどさ、翔ちゃんに身を任せてあげてくんない？』
A「身をまかせる？」
和也『これ、同じメンバーからのお願いな』
それと、と二宮さんが続ける。
和也『世界が違っても、出会えたんだから気にすんなや』
A「…」
和也『出会ったもん勝ちだろが』
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アリサ.(プロフ) - ゆずみかんさん» はじめまして！キュンキュンして頂いているようで嬉しいです(；ω；)！申請ありがとうございます、承認しました！ (2017年9月22日 18時) (
レス) id: 94a9c7fcff (このIDを非表示/違反報告)
ゆずみかん - はじめまして！めっちゃキュンキュンしながら読ませてもらってます！ツイッターの方に許可申請出させてもらったので、もしよければ許可お願いします！ (2017年9月21日 19時) (レス) id: eaaf907f51 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ.(プロフ) - あっこさん» はじめまして、コメントありがとうございます嬉しいです…！毎日読み返して頂いてるなんて光栄すぎます。。(；ω；) (2017年9月6日 14時) (レス) id: 94a9c7fcff (このIDを非表示/違反報告)
あっこ(プロフ) - はじめまして！このお話大好きです！毎日読み返し、キュンキュンして毎日の楽しみです！ (2017年9月5日 23時) (レス) id: df0f1316e7 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ.(プロフ) - ひとみさん» はじめまして、コメントありがとうございます(；ω；)！日々の生活の中にこのお話が楽しみとして加えられてること、とても嬉しく思います。ご期待に応えられるよう頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2017年9月4日 10時) (レス) id: 94a9c7fcff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリサ.
| 作成日時：2017年8月5日 22時
