22 ページ22
家「五条はさ、Aが一般企業に就職してから自棄になったみたいにだいぶ爛れた生活してたからね。Aが戻ってきてからマシになったんだよ」
『そうだったんですね…』
家「誰にも執着しないタイプだと思ってたから私も夏油もちょっと引いてた」
ピピピと体温計が鳴る。
家「うん。問題ないね。怪我の状態もこれならすぐ治るよ。一応五条には3週間は手出すなって言っといたから」
『うっ…ありがとうございます…』
硝子さんにお礼を言って医務室を出る。
五「終わった？歩いて大丈夫なの？」
『腕がパックリいったのと肋骨にヒビが入っただけなので大丈夫ですよ』
五「大丈夫じゃないでしょ…」
『腕の傷は硝子さんに塞いでもらったし肩も上がるので問題ないです』
五「3週間か…」
『……あの、えっと、何をとは言いませんが手とか口とかで良いなら私…』
五「ごめん大丈夫それ以上言わなないで逆にヤバい」
家に帰って買ってもらったチョコアイスを2人で食べる。
あ、なんか今凄く幸せだ。
『学生時代を思い出しました』
五「アイスで？」
『はい。五条さんに買ってもらったアイス、勿体無くてなかなか食べれなくて。まぁ食べたんですけど』
五「そんな僕の事好きだったの？なんかそんな素振りあまり無かった気がするんだけど」
『五条さんは格が違うと言うか…雲の上の存在みたいで好きって気持ちもあったんですが憧れって言った方がしっくりくる感じはありましたね』
五「ふぅん？僕はジワジワAの事を陥落させようとしてたのにさ。一般企業に就職しちゃうんだもん」
『でもまたこうして戻って来れましたし。ある意味あのクソ野郎には感謝ですね…』
五「それもそっか…」
『今私幸せですよ。自分に自信が持てたし、居場所もあって、隣には五条さんがいて』
五「Aはそうやってずっと笑っててね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 481人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：K | 作成日時：2022年3月16日 0時
