ナミダの海を越えて行け (ページ9)

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「「「人身売買？！？！」」」

岩「あぁ。こないだ目黒が一緒にいたガラの悪い奴、どっかで見たことあんなって思ったんだよ。

んで、兄貴に聞いたら新宿で闇営業してる奴だった」

宮「闇営業、、、」

向「え？めめの仕事って、、それ？」

岩「いやっ、多分目黒は脅されてるか、、騙されてるかだと思う」

渡「どゆこと？」

深「昨日、照といろいろ先輩たちに聞いて回ってきたんだけど、あの店…普段はボンボンと酒飲んで接待してるらしいんだけど、奥では人身売買してるみたいで」

岩「でもこの事実はあそこで働いてる奴らのほとんどが知らないらしい。」

渡「ほんとに闇……だな」

岩「で、日頃働いてる奴を品定めして、人身売買の商品を裏で取引してるみたいで」

向「えっ、、、、じゃあめめは、、？」

岩「あぁ。多分、、、目黒の見た目なら間違いないだろうな」

向「やべぇよぉ！！めめが売られちゃう」

宮「でも、ヤバイ奴らってことは確かなんだよな？」

深「あぁ。下手に手は出せない」

向「でももしかしたら今頃…」

岩「あぁ。早いには越したことはない。とりあえず店に行ってみよ」

渡「えっ、怖っ、、！」

宮「危ねーからしょうたは待機でもいいぞ」

渡「嫌だよ！俺も行くよ………」

岩「ﾌﾌｯ…じゃあ行くか」
5人は店に向かった。

目黒side

「んっ…………んんっ、」

目が覚めると後手に拘束され牢屋のような小さな部屋に閉じ込められていた。

「なんだよ、ここっ、、、、」

周りを見ると、自分以外にも閉じ込められている人がいて、みんなそれぞれの部屋に入れられている。

「えっ………あれっ……………？」

斜め前の部屋の中には2日ほど前に突然店を辞めたことを知らされた、先輩が、気を失って眠っている。

「どゆこと、、、、？」

そんな目黒の姿を怪しく映し出すカメラが赤く光っていた。