ナミダの海を越えて行け (ページ30)

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岩「目黒〜！」

深「いい話だったよ」

向「めめ〜泣かないで」ｷﾞｭｯ

目「あ、バカ！お前っ、痛いんだってここ」

向「あ、そやった、ごめん」

目黒たちを微笑ましく見つめながら父親が阿部に告げた。

「先生、ありがとうございました。自分は間違ってました。理想ばっか押し付けて、蓮の気持ちを考えなかった。」

阿「いえ。とってもいい息子さんなんで、お父様も絶対わかってくれると思ってました。」

「蓮が家に来たとき、凄く嬉しかった。大事にしようと誓ったあの時の気持ち。取り戻しました。」

「息子さん、大事にしてやってください。」

ニコリと微笑んだ。

「あなたみたいな素敵な先生に担任をしてもらえてる蓮は幸せ者です。今後も親子共々、よろしくお願いします。」

「はい！もちろんです！」

「よーし、蓮！帰るぞ！」

少し躊躇う蓮を押す5人

「……うん」

阿部亮平、この春に新任教師になりました。僕自身も親子の絆を思い出しました。
次はどんな試練が待ってるのか、、、、
生徒とともに乗り越えていきたいです！