ナミダの海を越えて行け (ページ28)

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ピンポーン

阿「ん？こんな休みに誰だろ？

　はーい…………えっ」

深「来ちゃった！」

向「めめにあいたくて♡」

阿「なんだよお前らかよ」

「「おじゃましまーす」」

阿「え、てか何で俺ん家わかったの？？」

岩「あぁ、目黒に聞いた」

目「言っちゃった」

阿「いや、まぁいいけどさ、、、」

宮「てか目黒、こんな汚えとこにいたの？」

阿「あー！悪口！」

渡「次なんかあったら俺んち来いよ。綺麗だし広いぞ！」

目「そうするわ(笑)」

阿「嫌味言いに来たならお前ら帰れ」

ﾊﾊﾊﾊｯ
久々に目黒の笑った顔を見れた気がした。

ピンポーン

阿「また？今日は訪問客が多いなっ、、、はーい、、、、えっ？」

「ここに、息子がいますよね？」

阿「はい？」

「失礼します。蓮！いるんだろ蓮！」

勝手にズカズカと上がり息子の姿を見つけた。

目「親父……………………」

「さぁ、とりあえず帰るぞ。詳しい話は家に帰ってからしよう。」

目「………痛っ…………」
無理矢理目黒の腕を引っ張り、連れて帰ろうとする父親に思わず照が怒鳴った。

岩「てめぇ…………

阿「やめてください！！！！！！」

！？

阿「息子さんは、僕が責任を持って、この家でしばらく面倒を見ていました。」

「ﾊｯ…何を言ってるんだね君は」

阿「いまのあなたに蓮くんは渡せない！！！」

「ﾊﾊﾊﾊｯ…こんなの誘拐だ！息子を誘拐した容疑で訴えるぞ！？」

阿「じゃあ！………………………じゃあ、こいつの体中にある痣はなんなんですか！！！」

そう言って目黒の許可もなく服をまくった。

「……………………！？」

痣のことを知らずにいた深澤たちも、目黒の身体を見て驚きを隠せなかった。