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次の日
渡「目黒、、、休みかなぁ？」
深「昨日結局阿部ちゃん連れて帰ったんだろ？」
岩「………………………」
ｶﾞﾗｯ
阿「おはよー」
岩「なぁ、目黒は？」
阿「あいつなら昨日は家に来て飯食ってしばらくしたら帰った」
宮「なんだ〜ならよかった」
向「心配して損しましたねぇ」
安堵した表情の周りをよそに、近づいてきた岩本がこう告げた。
岩「てめぇなんで家に帰したんだよ」
阿「帰るって言ったのは目黒本人だ」
岩「でも、だいたいわかんだろ、あんな身体で帰ったらどうなるかってことくらい」
阿「わかってるよ！！！わかってたけど、、、」
岩「くっそ、、、、、、」
今にも泣きそうな阿部の表情を見て、掴んでいた胸ぐらを離すしかなかった。
阿「今日家に行って様子見てくるから」
岩「俺も行くよ」
阿「わかった」
prururururu………
阿「はいもしもし。」
学校にかかってきた一本の電話。
「……………………………………」
返答がない電話にいたずらかと思った。
「もしもし？…………いたずらかなぁ………切りますよ？」
「……………………………………先…生っ」
「えっ？」
か細くもしんどそうな声が受話器越しから聞こえるのがわかった。
「えっ、もしもし？、、大丈夫ですか？、もしもーし？」
「ﾊｧ…………………………助………けてっ……………ﾊｧﾊｧﾊｧ」
「えっ？、、、目黒？なのかっ？、、、おまっ、、いまどこだ？！すぐ行くから！なっ？どこにいる？」
「ﾊｧﾊｧﾊｧ…………………先……生ん………ち」
「俺ん家？わわわわわかった！！！まてよ、いま行くから！！！そこ！！動くんじゃねーぞ！！！」
ｶﾞﾁｬｯ
「どーしたんですか？血相変えて」
「大変なんです！急用です！」
バタバタと支度を始める阿部に驚く職員室。
「え、でも阿部先生授業は？」
「あっ、すいません！ちょっといろいろありまして！！！自習とお伝えくださーい！！」
「えっ？！ちょっと！！！、、、、
はぁ〜、、、、まったく、、、、、」
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作者名：夕暮れオレンジ | 作成日時：2020年11月13日 17時
