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全「えっ……………」
阿「目黒？、、、おい！目黒！！？」
阿部ちゃんが倒れた目黒の身体を起こし、抱えた。
阿「うわっ、熱っつ、、、」
触れた目黒の体温はこれでもかというほど熱いのがすぐにわかった。
「ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ…………んっ………ﾊｧﾊｧｯ」
深「えっ、熱？」
岩「とりあえず俺運ぶわ」
辛そうに呼吸をする目黒を岩本がおぶり、保健室へ運ぶことにした。
ー保健室ー
「あらやだ、どうしたの？」
阿「美波先生、E組です！目黒蓮です！
さっき、授業中に突然倒れたんです！」
「阿部先生落ちついて。もちろん目黒君のことくらい知ってるし」
阿「すみません！！ちょっと、、びびびびっくりしちゃって！！！」
「岩本君ありがとう。そこに」
苦しむ目黒をベットに横たわらせ、体温を測ろうと、Yシャツのボタンを外した。
「……えっ？」
外したボタンの隙間から見えた肌は痣のように青黒くなっていた。
咄嗟に全部外すと、顕になったのは痣と傷だらけの見るも痛々しい身体。
岩「えっ、」
阿「目黒、、？」
「ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ」
目黒はぐったりしていて、荒い呼吸が聞こえるだけで返答はない。
美「先生、、これ、、虐待なんじゃ、、」
阿「えっ？！」
�犁埖圻瓩箸いΩ斥佞鯤垢�、いてもたってもいられなくなった俺は、目黒の身体を隅々まで見た。
阿「まじかよ………」
目立つであろう顔周りこそないが、脚にも腕にも無数の痣と傷があった。
岩「阿部ちゃん………まだ決めつけるのはやめよ。
とりあえず目黒休ませて、体調戻ったら……俺から聞いてみる」
「わかった」
目黒の熱は38.8度まで上がっていた。
この身体じゃ病院にも行かせられないと
とりあえず美波先生に任せて、クラスへ戻った。
深「照！おかえり！目黒大丈夫そ？」
岩「あぁ。熱が高いからとりあえず保健室で寝せといた」
渡「なにそれ。病院行ったほういいんじゃないの？」
岩「いやっ、、行くのは………本人が嫌がって(笑)」
宮「病院嫌とか子どもかよ(笑)」
向「んじゃあ、もう家に帰ったほうよくない？」
岩「………んま、とりあえず！いまは寝てるから、起きたら！…ねっ？」
みんなは目黒の体調を心配していたが
俺は身体の痣と傷が頭から離れなかった。
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作者名：夕暮れオレンジ | 作成日時：2020年11月13日 17時
