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下町での演奏 ページ17

その後、私はフルートの練習、
ユーリは散歩に行った。
Aはこれまでのことを思い出しながら
フルートの練習に励んだ。
ユーリとの出会い、仲間たちの温もり、
一緒に食べた食事。とにかくいろんなことを
思い出しながら…。
Aは、木の陰からその様子を見ている
ユーリにも気づかずに、フルートの練習に
没頭していた。

『ふー、こんなもんかな…』

「きれいだったぜ、今の」

『え?ユーリ…?声かけてくれればいいのに…』

「そんなに集中してたら声かけれねーて」

そんなユーリにくすっと笑って空を見ると
もう夜だった。

『うそっ!もうこんな時間!?』

「ほら、急ごうぜ?」

ユーリと一緒に広場まで行くと、
人が集まっていた。

『ユーリ…聞いてないよ…』

「Aなら大丈夫だって…」

『うー…わかった。行ってくる』

「おう!頑張ってこい」

Aが広場の中心に行くと、
Aは一礼して、フルートを吹き始めた。
下町のみんなも、静かに耳を傾けて、
音色を聞く。何曲か吹き終わり、Aが
もう一度一礼する。すると、そこにいる誰もがAに拍手を送った。
そして、Aが俺たちのところに来た。

「凄かったぜ!ありがとな」

「A!凄かったよ!」

「きれいな音色でしたよ。
ありがとうございます!A!」

『ありがとう…みんな…』

「Aちゃーん。今度はおっさんの為に
吹いて頂戴〜」

「おっさんには渡さねーよ!」

「あらっ!そういう関係になったのね?
おめでとう、二人とも」

みんなが、Aや俺を祝ってくれた。

「ありがとな!」 『ありがとう…みんな!』

そして、それを祝うかのように空には
星たちが輝いていた。
FIN

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香織(プロフ) - 白兎さん» ご指摘ありがとうございます。間違っていた所直しました (2019年12月11日 19時) (レス) id: feeb4f844f (このIDを非表示/違反報告)
白兎(プロフ) - 小さなことをすみません。フルートの話のところ、キャラたちの紹介のところ、「レイブン」ではなく「レイヴン」だと思われます。 (2019年12月3日 13時) (レス) id: 4b927784f3 (このIDを非表示/違反報告)
香織(プロフ) - かなとさん» フラグ外しました。 (2019年5月14日 11時) (レス) id: feeb4f844f (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月2日 17時) (レス) id: 18d6d807bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:香織 | 作成日時:2019年4月30日 19時

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