extra.1)蘭の悪戯 ページ8
ココくんと改めてお付き合いを始めて
半年が経った頃のことだった。
すっかり、蘭さんと竜胆さんは医務室の常連さんに。
しかもなんと。
お2人とも、このホテルの最上階、
つまりはココくんのお部屋と同じフロアのお部屋を
買ってしまったらしい。
一応正式にお2人の物になるのは、
来月から。
なのだが、
お部屋に少しずつ私物が置かれていることは、黙認されている。
それを知ったココくんが、
大きな溜息をついてから真面目な顔をして、
A、転職考えねェか?
と、言っていたのは一昨日のことだ。
そして今日も私物を置いてきたらしい蘭さんが、
帰りに差し入れを持って寄って下さった。
今流行っている韓国スイーツらしい。
さすが、お洒落な人は、
差し入れまでお洒落だ。
それを今、2人で食べているところ。
蘭 「Aちゃん、今日何時上がり?」
「17時半ですよ。」
蘭 「じゃあさー、仕事の後、蘭ちゃんとデートしない?」
「やだなぁ、蘭さん。じゃあ、の意味が分かりませんよ。」
蘭 「Aちゃん、ココちゃんのチャイナ服、久しぶりに見たくないー?」
「えっ…。」
蘭 「おっ、興味ありそうだねー?」
「…たしかに最近、仕事帰りはいつも着替えてきちゃうみたいなので、見てない…です…けど。
でも、ダメです。行きませんよ。」
蘭 「相変わらずココちゃんに一途だねー。
蘭ちゃんとのデートを何回も断るなんてAちゃんくらいだよ。
まあまあ、とりあえず話聞きなって。
実はね、今日の夜、割と大きめのパーティーがあるんだよ。」
「あ、知ってます。
どこかの企業の会長さんの引退と、そのお孫さんの婚約パーティーですよね?」
蘭 「そ。特に危なくない、普通のパーティーなんだけどさ、俺らその会長と懇意にしてるから、出席するんだよね。」
「でも、ココくん、そのパーティーは出ないって…。」
蘭 「それがね、トラブルが発生して、
元々行く予定のやつが、行けなくなったんだー。
マイキーが、ココに行かせれば?って言ってたらしいから…。」
蘭が話していると、
Aの携帯が震えた。
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!? - 笑い方が「くくっ」なの可愛いですね。 これからも応援してます! (10時間前) (レス) @page50 id: 37f7d05f89 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 結菜さん» こんばんは!お返事が遅くなり申し訳ありません。結菜さん、コメントありがとうございます(^^)こちらは作者の処女作でございますので、拙い所が多かったかと思いますが、そんな風に喜んでいただけて、こちらこそ感謝です♡これからも頑張りますね! (5月4日 22時) (レス) @page6 id: 6b6f0eef09 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - こんばんは! 私初めてきりんさんのを読みました私ココの夢小説を初めて見たのがきりんさんで、すごくドキドキが止まりませんでした🥹この小説を書いてくれたきりんさんに感謝です!最後ココと結婚できて幸せでした^_^これからも頑張ってくださいね😁 (2023年5月3日 19時) (レス) @page50 id: 095a959140 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 春姫さん» 春姫さん、初めまして!この度は私の作品に目を止めて頂き、キュンキュンしていただき、ありがとうございます♡理想以上なんて、感激です!他の作品も甘めな仕上がりでございますので、ぜひぜひ♡まだまだ拙い所が多いですが、頑張りますのでどうぞご贔屓に♡ (2023年2月6日 1時) (レス) id: b6f0d8e87f (このIDを非表示/違反報告)
春姫(プロフ) - はじめまして。凄く素敵な作品で、読むのを止めることが出来ずに一気読みしてしまいました!甘々なココ、危ない時に守って欲しい、梵天メンバーとのやり取り…など、自分の理想以上の展開でとてもキュンキュンしました!!きりんさんの他の作品もまた読ませて頂きます♡ (2023年2月6日 0時) (レス) id: 0a738029e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりん。 | 作成日時:2022年11月5日 18時