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last extra.6)九井の誕生日 ページ42

Aが俺の妻になって、3ヶ月が経った。




マイキーから貰った都内の家には引っ越さず、
そちらはとりあえず別荘の状態になっている。
何故かというと。





九 「ん?引っ越さねーの?
俺は構わないけど、A、家見にいった時、
あんなにはしゃいでたのに、いいのか?」




「は、はしゃいでなんか…!
うーん、でも、考えたんだけどね、
このお家でも2人だと十分広いから、
あの大きなお家だと…その…。」




いきなりどもり始め、
顔も赤くなってくる彼女を見て、
俺はピンときた。




だが、結婚しても彼女を虐めたい欲が落ち着く訳がなく、
ニヤリと笑って少しずつ詰め寄る。




九 「ん?あの大きな家だと何?九井Aさん?」




「ココくん、分かってるのに聞かないで…!
それに急に、その…、フルネーム…やめてよ…。」




九 「分からないから聞いてるんだろー?
ほらほら、早く教えてくれよ、俺の可愛い奥様?」




「ちょっ、と、待って、待って、
…きゃっ。」





どんどん追い詰められた彼女は、
後退りしていたが、
ついにベッドに、脚が当たり、後ろにそのまま倒れた。





はい。無駄な抵抗、お疲れ様でした。





こういう照れやすいところは、
何年付き合っても、
結婚しても変わらない。





だけど、そこが愛しくて堪らないから、
変わってくれるなよ、とも思っている。






九 「……誘われてる?俺。」




「………。」





ふいっと、横を向くA。
耳まで真っ赤だ。
思わず、舌舐めずり。





その白くて細い首筋に唇を寄せようと
近づいた時、
目線だけこちらに向けた彼女から、
か細い声が聞こえてくる。





「……午後から、
久しぶりのお出掛けデート、だから、
その…、優しくしてください…ね…?」




九 「……ばか、お前、煽ってくるな。」






……誘惑は年々上手くなってきている気がする。




そっちはこれ以上となると
俺が揶揄う余裕が無くなるので、
どうかもう変わらないでほしい。





彼女の要望通り優しく抱くも、
俺の熱は収まってくれず、
身体はもっと彼女を求めたが、
それを察したらしいAが…、





「…ココくん、もう、だめ…。
……デートから、帰って…きてから…、ね?」





上目遣いでそう言う彼女には敵わず。
分かったよ、と言って、笑いながらAの頭を撫でる。





そして、
シャワーを浴びに行けそうか聞くと、頷いたので、
呼吸を整える彼女を抱き上げ、
浴室に向かった。

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設定タグ:九井一 , 梵天 , 東京リベンジャーズ   
作品ジャンル:恋愛
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!? - 笑い方が「くくっ」なの可愛いですね。 これからも応援してます! (5月2日 19時) (レス) @page50 id: 37f7d05f89 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 結菜さん» こんばんは!お返事が遅くなり申し訳ありません。結菜さん、コメントありがとうございます(^^)こちらは作者の処女作でございますので、拙い所が多かったかと思いますが、そんな風に喜んでいただけて、こちらこそ感謝です♡これからも頑張りますね! (5月4日 22時) (レス) @page6 id: 6b6f0eef09 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - こんばんは! 私初めてきりんさんのを読みました私ココの夢小説を初めて見たのがきりんさんで、すごくドキドキが止まりませんでした🥹この小説を書いてくれたきりんさんに感謝です!最後ココと結婚できて幸せでした^_^これからも頑張ってくださいね😁 (2023年5月3日 19時) (レス) @page50 id: 095a959140 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 春姫さん» 春姫さん、初めまして!この度は私の作品に目を止めて頂き、キュンキュンしていただき、ありがとうございます♡理想以上なんて、感激です!他の作品も甘めな仕上がりでございますので、ぜひぜひ♡まだまだ拙い所が多いですが、頑張りますのでどうぞご贔屓に♡ (2023年2月6日 1時) (レス) id: b6f0d8e87f (このIDを非表示/違反報告)
春姫(プロフ) - はじめまして。凄く素敵な作品で、読むのを止めることが出来ずに一気読みしてしまいました!甘々なココ、危ない時に守って欲しい、梵天メンバーとのやり取り…など、自分の理想以上の展開でとてもキュンキュンしました!!きりんさんの他の作品もまた読ませて頂きます♡ (2023年2月6日 0時) (レス) id: 0a738029e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりん。 | 作成日時:2022年11月5日 18時

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