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それにしても。
梵天の主義は、裏切り者はスクラップ。
なのに、俺達の情報が時間稼ぎに繋がればいいなんて…
とうとう俺もヤキが回ったか。
俺だけではない。
それを聞いていた三途も特に違和感を覚えなかったようだ。
コイツは自覚していないが、相当彼女を気に入っている。
おそらく蘭や竜胆も同じ。
今や彼女は、
梵天の機能を停止させられるんじゃないかと思うほどの
大きな存在になりつつある。
今度彼女が攫われでもしたら、
戦争にでもなるかもしれない。
本当に九井は、
とんでもなくいい女を捕まえたもンだな。
そう思って俺は小さく笑った。
そして、鯛焼きを頬張る俺を
楽しそうに見つめるAの顔を思い出しながら、
俺は静かに目を閉じた。
夜勤を終えて、朝帰宅。
帰宅する途中、ココくんからメッセージが届いた。
"お疲れ。
マイキーから、急な仕事押し付けられた。
顔見にも帰れそうにないから、
待ってないでちゃんとメシ食って寝ること。��
麗華さんの一件から、
ココくんからのメッセージが少し長くなった。
忙しいだろうに、
でもその気遣いが嬉しかった。
もしかしてマイキーさんは、あの話を聞いた私を気遣って、
ココくんが家に帰れないようにしたのかな…と、思いつつ、家に入る。
お風呂に入って、軽くご飯を食べ、
コーヒージェラートを作って冷凍庫にしまう。
そして、ソファに座って、
ココくんが買ってくれた黒猫の大きなぬいぐるみを抱く。
…彼は、なんか不細工じゃね？と笑っていたけど、
目つきがココくんそっくりだからコレがいいの、って言ったら、
もう反対はしてこなかった。
黒猫、改め、ココくんの分身のほっぺを
軽く伸ばしながら、
マイキーさんの話を思い出す。
たしかに一般人の私には大きすぎて、重すぎる話だった。
でも、なぜか、ストンと心に入ってきて。
普段言葉数の少ないマイキーさんが、
あれほど長く話をしてくれたことは初めてで、
かなり丁寧に話してくれたんだと思う。
おかげで、内容が分からなくて不安に思うことはなく、
それ以上聞きたいことも特になかった。
泣いてしまったのは、
私にココくんが隠していた理由の方。
もちろんマイキーさんの推測で、
本当のところは分からない。
でも、お前を守るって覚悟を決めた、という言葉は、妙に腑に落ちた。
付き合う前のデートで貰った、あの紅い簪に込められた思いと一致していたから。
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!? - 笑い方が「くくっ」なの可愛いですね。 これからも応援してます！ (10時間前) (
レス) @page50 id: 37f7d05f89 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 結菜さん» こんばんは！お返事が遅くなり申し訳ありません。結菜さん、コメントありがとうございます(^^)こちらは作者の処女作でございますので、拙い所が多かったかと思いますが、そんな風に喜んでいただけて、こちらこそ感謝です♡これからも頑張りますね！ (5月4日 22時) (レス) @page6 id: 6b6f0eef09 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - こんばんは！ 私初めてきりんさんのを読みました私ココの夢小説を初めて見たのがきりんさんで、すごくドキドキが止まりませんでした🥹この小説を書いてくれたきりんさんに感謝です！最後ココと結婚できて幸せでした^_^これからも頑張ってくださいね😁 (2023年5月3日 19時) (レス) @page50 id: 095a959140 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 春姫さん» 春姫さん、初めまして！この度は私の作品に目を止めて頂き、キュンキュンしていただき、ありがとうございます♡理想以上なんて、感激です！他の作品も甘めな仕上がりでございますので、ぜひぜひ♡まだまだ拙い所が多いですが、頑張りますのでどうぞご贔屓に♡ (2023年2月6日 1時) (レス) id: b6f0d8e87f (このIDを非表示/違反報告)
春姫(プロフ) - はじめまして。凄く素敵な作品で、読むのを止めることが出来ずに一気読みしてしまいました！甘々なココ、危ない時に守って欲しい、梵天メンバーとのやり取り…など、自分の理想以上の展開でとてもキュンキュンしました！！きりんさんの他の作品もまた読ませて頂きます♡ (2023年2月6日 0時) (レス) id: 0a738029e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん。
| 作成日時：2022年11月5日 18時
