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麗 「ねー、ココちゃん、
麗華の今日のドレス、可愛いー?」
九 「はいはい、可愛い可愛い。」
麗 「本当?うれしい♡
これ、ココちゃんのために選んだんだよー?
…ねぇ、そろそろいいでしょ?」
九 「…なにが?」
麗 「私の気持ち、分かってるくせに。
あんな地味な子より、
麗華の方がいい女、でしょ?
大体、なんであんな子と付き合ってるの?
全然似合わないよ。
モデルとかなら、まだ分かるけど、ただの一般人じゃない。
ココちゃんには私の方が似合ってる。
…ねぇ、今夜こそ、朝まで付き合ってよ。」
九 「…そうだなァ…、」
ガタンッ。
それが聞こえた瞬間、私は隠れていたことも、
三途さんのことも、全て忘れて立ち上がった。
その先の言葉なんて、聞きたくない。
立ち上がった時に、
一瞬だけココくんと目が合ったような気がしたけど、
彼の隣にぴったりとくっついた色気の塊みたいな女性が
すぐに目に飛び込んできて、
もう頭が真っ白になった。
そして他のお客さんのことも考えずに、走って出入り口まで向かう。
後ろで三途さんが、オイ、A!と叫ぶ声。
それでも振り返らずに外に出た。
外に出ても走っていた。
髪は乱れているだろうし、息はあがっている。
きっと今の私はとてもみっともない姿だろう。
そうだ、まず、タクシーに乗ってしまおう。
どこに行こうか、なんて考えていないけど。
とにかく1秒でも早くここから離れたい。
…出来ることなら、
もう、消えてなくなっちゃいたい。
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!? - 笑い方が「くくっ」なの可愛いですね。 これからも応援してます! (5月2日 19時) (レス) @page50 id: 37f7d05f89 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 結菜さん» こんばんは!お返事が遅くなり申し訳ありません。結菜さん、コメントありがとうございます(^^)こちらは作者の処女作でございますので、拙い所が多かったかと思いますが、そんな風に喜んでいただけて、こちらこそ感謝です♡これからも頑張りますね! (5月4日 22時) (レス) @page6 id: 6b6f0eef09 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - こんばんは! 私初めてきりんさんのを読みました私ココの夢小説を初めて見たのがきりんさんで、すごくドキドキが止まりませんでした🥹この小説を書いてくれたきりんさんに感謝です!最後ココと結婚できて幸せでした^_^これからも頑張ってくださいね😁 (2023年5月3日 19時) (レス) @page50 id: 095a959140 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 春姫さん» 春姫さん、初めまして!この度は私の作品に目を止めて頂き、キュンキュンしていただき、ありがとうございます♡理想以上なんて、感激です!他の作品も甘めな仕上がりでございますので、ぜひぜひ♡まだまだ拙い所が多いですが、頑張りますのでどうぞご贔屓に♡ (2023年2月6日 1時) (レス) id: b6f0d8e87f (このIDを非表示/違反報告)
春姫(プロフ) - はじめまして。凄く素敵な作品で、読むのを止めることが出来ずに一気読みしてしまいました!甘々なココ、危ない時に守って欲しい、梵天メンバーとのやり取り…など、自分の理想以上の展開でとてもキュンキュンしました!!きりんさんの他の作品もまた読ませて頂きます♡ (2023年2月6日 0時) (レス) id: 0a738029e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりん。 | 作成日時:2022年11月5日 18時