extra.2)竜胆の誘惑 ページ14
めでたく?蘭さんと竜胆さんがホテルの部屋を買ってから、
お2人はますます医務室に来られる頻度が増えた。
最近、医務室がホストクラブになっているという噂まであり、
彼らの国宝級御尊顔を見にくるスタッフも少なくない。
その日は、午前中は他部門のフォロー。
忙しくて少し遅めのお昼休憩を同僚と取っていた。
そして話題は蘭さんと竜胆さんについて。
どっちが本命なの?!と聞かれたけど、
どっちでもないよ、と笑って答える。
あー、Aには美人系イケメンがいたわね、と言われて、顔が熱くなった。
同 「でもさー、絶対Aに気があるよね。あの2人。」
「まさか。2人とも揶揄ってるだけだよ。
私の…、か、か、彼、氏…の同僚だから。」
同 「うーん、短髪さんの方はそうかもだけどさ、
ウルフカットさんは、ちょっと本気に見えるけどなー。」
「もー…何言ってんの。ほら、休憩終わりますよー。早く仕事に戻ろ!」
午後からは本来の持ち場である医務室へ。
すると、先客がいて。
「あれ…?あっ、竜胆さん。こんにちは。
ごめんなさい、お待たせしちゃって…。
今日はどうしましたか?」
竜 「いーよ。俺もさっき来たばっか。
ん、これ差し入れな。」
「…いつもすみません。
でも、本当お気遣いいただかなくても大丈夫ですからね?
差し入れが無くても、追い出したりしませんから。」
笑いながらそう言うと、竜胆さんも笑ってくれた。
竜 「じゃあ今度からは手ぶらで寄る。」
彼は毎回そう言いながら差し入れを持って来て下さるので、
次もきっとそうだろう。
「今日はどうしました?」
竜 「ん?デートのお誘い。」
「はい、お帰りくださーい。」
竜 「ははっ、ひでェ。追い出さないって言ったばっかりだろ。」
「そういうお話なら別です。
私なんかに冗談言ってないで、
周りの綺麗な女性に言ってあげたらいいのに。
この前、お見かけしましたよ?」
竜 「あながち冗談でもねェんだけどな…。
女?この前?えっ、どこで?」
竜胆さんは少し焦ったような様子で聞いてきた。
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!? - 笑い方が「くくっ」なの可愛いですね。 これからも応援してます! (11時間前) (レス) @page50 id: 37f7d05f89 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 結菜さん» こんばんは!お返事が遅くなり申し訳ありません。結菜さん、コメントありがとうございます(^^)こちらは作者の処女作でございますので、拙い所が多かったかと思いますが、そんな風に喜んでいただけて、こちらこそ感謝です♡これからも頑張りますね! (5月4日 22時) (レス) @page6 id: 6b6f0eef09 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - こんばんは! 私初めてきりんさんのを読みました私ココの夢小説を初めて見たのがきりんさんで、すごくドキドキが止まりませんでした🥹この小説を書いてくれたきりんさんに感謝です!最後ココと結婚できて幸せでした^_^これからも頑張ってくださいね😁 (2023年5月3日 19時) (レス) @page50 id: 095a959140 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 春姫さん» 春姫さん、初めまして!この度は私の作品に目を止めて頂き、キュンキュンしていただき、ありがとうございます♡理想以上なんて、感激です!他の作品も甘めな仕上がりでございますので、ぜひぜひ♡まだまだ拙い所が多いですが、頑張りますのでどうぞご贔屓に♡ (2023年2月6日 1時) (レス) id: b6f0d8e87f (このIDを非表示/違反報告)
春姫(プロフ) - はじめまして。凄く素敵な作品で、読むのを止めることが出来ずに一気読みしてしまいました!甘々なココ、危ない時に守って欲しい、梵天メンバーとのやり取り…など、自分の理想以上の展開でとてもキュンキュンしました!!きりんさんの他の作品もまた読ませて頂きます♡ (2023年2月6日 0時) (レス) id: 0a738029e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりん。 | 作成日時:2022年11月5日 18時