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そのまま会場を出て、エレベーターに乗る。
「ココ…くん…？あの…。」
何も喋らない、こちらを見ようともしない彼に、
1人で会場にいたときの数倍の不安が胸に押し寄せる。
こんなココくん、初めてだ。
やっぱり、
来ちゃだめだったんだ。
ココくんはお仕事で来てるのに、
私はただ会いたいっていうだけで来ちゃって、呆れるよね…。
迷惑かけちゃった。怒ってるかも。
それだけなら、
まだいい…。
…どうしよう、嫌われちゃったら。
涙で前が滲んで来た時、
ココくんが客室の前で立ち止まった。
ドアを開け、冷たい声で、早く中に入れ、と。
身体がビクッと震え、ついに涙が一粒溢れた。
「ごっ、ごめん…なさっ…。
嫌いに、ならないで…っ…。」
九 「は？嫌い？
ちょっと待った、何で泣いて…。
…あー。ほら、来い。」
そこで初めて彼は、
彼の服の裾を掴んでいる私の方を向く。
私は手を引かれ、彼の腕の中へ。
九 「嫌いになんかなるわけねェだろ。
お前、俺にどれだけ愛されてるか
自覚ねェの？」
彼はそう言うと、私の身体を壁に追い詰め、
両手を絡めるようにして握り、
私の顔の両横に押し付け、息を奪うようなキスをした。
激しいキスに、脳が痺れるような感覚。
息は苦しいのに、それが心地良い。
九 「ンな可愛い格好、他の男に見せんな。
どんだけの男がお前をヤラシイ目で見てたか分かるか？
つか、俺以外のやつが贈った服なんか着んな。
ちゃんと反省しなさい。」
「…っ、うん…、ごめんね。」
九 「マジで誰にも見せたくねェ。
…今すぐ脱がせて抱きたい。」
ココくんはそう言いながら、
チャイナドレスのスリットから手を入れ、
私の太腿をなぞる。
「あっ…、ココくん…。」
九 「はぁー。
まだ挨拶しなきゃなんねェ奴がいんだよなぁ…。」
そこでココくんの携帯が鳴る。
メッセージが届いたようで、差出人は蘭さん。
彼は内容を見ると、眉間の皺を深くして、また溜息をついた。
��ココー。
お前が謎の美女連れ去ったって、若干騒がれてるぞー。
しかも会長が連れて来いって言ってる〜。��
九 「仕方ねェ、戻るか…。
A、絶対俺から離れンなよ。
今日は家に帰ったら、お仕置き、な？」
そしてパーティーが終わり、
帰宅して早々に、甘いお仕置き。
次の日見事に動けなくなりました、とさ。
九 (蘭、マジで殺す。)
蘭 (…竜胆…、なんか兄ちゃん、寒気が…。)
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!? - 笑い方が「くくっ」なの可愛いですね。 これからも応援してます！ (10時間前) (
レス) @page50 id: 37f7d05f89 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 結菜さん» こんばんは！お返事が遅くなり申し訳ありません。結菜さん、コメントありがとうございます(^^)こちらは作者の処女作でございますので、拙い所が多かったかと思いますが、そんな風に喜んでいただけて、こちらこそ感謝です♡これからも頑張りますね！ (5月4日 22時) (レス) @page6 id: 6b6f0eef09 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - こんばんは！ 私初めてきりんさんのを読みました私ココの夢小説を初めて見たのがきりんさんで、すごくドキドキが止まりませんでした🥹この小説を書いてくれたきりんさんに感謝です！最後ココと結婚できて幸せでした^_^これからも頑張ってくださいね😁 (2023年5月3日 19時) (レス) @page50 id: 095a959140 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 春姫さん» 春姫さん、初めまして！この度は私の作品に目を止めて頂き、キュンキュンしていただき、ありがとうございます♡理想以上なんて、感激です！他の作品も甘めな仕上がりでございますので、ぜひぜひ♡まだまだ拙い所が多いですが、頑張りますのでどうぞご贔屓に♡ (2023年2月6日 1時) (レス) id: b6f0d8e87f (このIDを非表示/違反報告)
春姫(プロフ) - はじめまして。凄く素敵な作品で、読むのを止めることが出来ずに一気読みしてしまいました！甘々なココ、危ない時に守って欲しい、梵天メンバーとのやり取り…など、自分の理想以上の展開でとてもキュンキュンしました！！きりんさんの他の作品もまた読ませて頂きます♡ (2023年2月6日 0時) (レス) id: 0a738029e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん。
| 作成日時：2022年11月5日 18時
