差出人不明 ページ36
惜しいことをしたな…と九井が考えていると、
部下が昼食を届けに来た。
豪華な料理が並んでも、
九井は、手料理食べてみたかったな…
と何度か思いながら箸をつけていた。
…いやいや、何だよ手料理食べたいって…。
午後も似たような作業を頼み、
その後は帳簿のデータ化をやらせてみた。
特に問題なくこなす彼女は
まさに即戦力に違いなかった。
九 「今日はこれくらいにしよう。
初日だしな、早めに休め。
マイキーが気に入る理由が分かった。
俺も、賢い奴は嫌いじゃねェ。
これからもどんどん仕事増やすから、よろしくな。」
『ありがとうございます。
こちらこそ、よろしくお願いします。
…でも、まだ夕方ですし…、
宜しいんですか?』
九 「あぁ。
そろそろ荷物が部屋に届いた頃だろ。
整理でもしとけ。」
『ありがとうございます。
お言葉に甘えさせていただきますね。
失礼致しました。』
部屋に戻ると、ココくんの部下さんがやって来た。
私の荷物を預かってくれていたらしく、
大きな家具は設置を手伝ってくれる、とのこと。
『え、そんな…、いいんですか?
お仕事、大丈夫です?』
部 「はい。九井さんから、言いつかっていますので気にしないで下さい。
朝頂いたチョコレートの分、働きますよ!」
『そうですか、ココくんが…。
チョコレート、追加してお渡ししなきゃ。ふふっ。
じゃあ、お言葉に甘えて…、よろしくお願いします。』
部 「はい!喜んで!(しっかし、すんげー美人だな、性格も良い感じだし。九井さん、頑張れー。)」
運んでもらった荷物を開封していく。
何だかやけに多いような気がしたけど、
とりあえず部下さんの時間もあるだろうし、
手早く確認していった。
ココくんが頼んでくれた
チェストと間接照明、冷蔵庫は、
部下さんが設置してくれた。
私じゃどうにもならなかったので、
とても助かった。
あとは服や小物などだったので、
部下さんに丁寧にお礼を言って、後は1人でやることに。
ココくんが頼んでくれた靴や上着は、
とても上品で綺麗なものばかり。
思わず見惚れてしまった。
何やら高価そうなアクセサリーは、
一体どこに仕舞おうかと思っていたら、
何と別の箱からしっかりジュエリーケースが出てくるものだから、
もはや関心の域。
そして、最初の違和感通り、
私も、ココくんも頼んでいない物が残った。
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きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» がんばります!ではでは(^^) (2022年11月15日 17時) (レス) id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
紫月_siduki??_(プロフ) - 頑張ってください(ง •̀_•́)ง (2022年11月15日 17時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます!このコメント欄でのやり取りを繋がってるって言うのかな?疎くてすみません…(^_^;)今作も楽しんでいただけるよう頑張りますね! (2022年11月15日 16時) (レス) id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
紫月_siduki??_(プロフ) - いや…すきで読んでるんで!!!キリンさんとは…本当に繋がりたいです((繋がってるのかな、? (2022年11月15日 16時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» 紫月さん、こんにちは。ありがとうございます。お手隙な時にでも、気軽にお読み下さると嬉しいです! (2022年11月15日 16時) (レス) @page23 id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりん。 | 作成日時:2022年11月5日 18時