穢れていく感覚 ページ48
ここに来て、何時間が経ったんだろう。
お昼過ぎに連れ去られて来たけど、
もう、夜になったのかな……。
窓が無くて外が見えないと、
時間って分からないものなんだな。
あの後暫くして、私が少し落ち着いた頃、
銀髪の男の人がやって来て、
私を見てとても嬉しそうにしていた。
お前さえいれば、アイツに吠え面かかせられる、と。
あぁ。きっと春千夜のことだ。
大怪我したと言って連れて来られたから、
こうなって、多分嘘だとは思っていたけど、
良かった、ちゃんと無事みたい。
その人は、ここにいる男達の中で一番偉い人らしく、
彼らはずっとこの人を待っていたから
私に手を出さなかったらしい。
そして銀髪の人は、どこかに電話して、
間違いなく三途の女だ、
今から写真を送る、と、言うと、
私の写真を撮って、
その電話の相手に送ったようだった。
電話が終わると、男は私に近づいて来た。
いやだ、来ないで。
そう思うのに、恐怖で声が出なかった。
身体は震えつつも、逃げようともがいてくれたが、
手足は拘束具が食い込み、ただ痛いだけだった。
そうこうしているうちに、男は眼前に。
顎を掬い、にやっと笑った。
「さて。
三途の女は、どんな味なんだろうな？」
顔が動かないように、後頭部がぐっと掴まれ、
無理矢理キスされた。
口を閉じて抵抗していると、髪を引っ張られて、
その痛みで顔を歪めた瞬間に、舌が入り込んでくる。
口の中を掻き回すように蠢く舌が、
気持ち悪くて堪らない。
反対側の手は、私の身体をまさぐり始め、
キスが終わると同時に服のボタンは引きちぎられ、
スカートが脱がされた。
ベタベタと触られ、舐められ、吸われて、
春千夜以外の男のキスマークが
身体のあちこちに幾つもつけられていく。
あの日と、同じだ……。
『や、や……、め、て……、
やめて！やだ！！
春千夜……！！』
「あー、安心した。
声出ねぇと、アイツの目の前で犯す時、
面白くねぇもんなァー？
それにしても三途の奴、女の躾がなってねぇなぁ。
もっとイイ声聞かせろよ。」
え……？今、なんて……？
アイツの、目の前……って、
春千夜の目の前で、私を……？
そんなの、絶対に嫌……！！
「そうそう、その顔だ。
そうやってアイツの前でも、泣いてみせるんだぞ。
秘書の女の方が、積極的で好みだけど、
顔はこっちの方が美人だし、
たまにはこういう女も悪くないな。」
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きりん(プロフ) - ちいさん» 作者もそう思いつつ、書いてます（ ; ; ） (2023年1月24日 6時) (
レス) @page49 id: 50a8b891d8 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 早く助けてあげて〜(>_<) (2023年1月24日 2時) (レス) @page48 id: dc2461d50b (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 継澪♪_ほぼ無浮上_さん» 春千夜が彼氏だと、色々インパクト強すぎて、いない時、考えちゃうかなーと思い、あんな感じになりました（笑）可愛いって、言ってもらえて嬉しいです！！（ ; ; ） (2023年1月21日 21時) (レス) id: 50a8b891d8 (このIDを非表示/違反報告)
継澪♪_ほぼ無浮上_(プロフ) - ずっと春ちゃんのこと考えてる夢主ちゃん可愛い！早くあえるようになれー！ (2023年1月21日 18時) (レス) @page40 id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - ちいさん» そう言っていただけるなんて、本当に光栄です！！恋人編にはもう少しココくん出す予定なので、楽しみにしていて下さると嬉しいです(*ﾟ▽ﾟ*) (2023年1月18日 4時) (レス) id: ee22706dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん
| 作成日時：2023年1月13日 9時
