かくれんぼの鬼到着まであと何分？ ページ26
珍しく、分かりやすく照れて
私をただぎゅっと抱き締めてきた春千夜を、
初めて、可愛いかも……なんて思っていると、
目の前の男は、
小さく、……愛してる、と呟いた。
『そういうのは顔見て言ってよ。
あと、私の好きなところも教えてね。約束でしょ？』
春 「バーカ、そんな約束知らねぇよ。」
と、にやっと笑って言ってから、
むくれる私に、溶けそうなほど甘いキスをした。
春 「もう合コンなんて行くなよ。
しばらくは女からの誘いも断れ。
お前は俺のモンだからな。……本当は……、」
『うん、分かった。
ん？本当は、何？』
春 「……いや、何でもねぇ。」
『えー、何よ。気になるじゃん。
それに珍しいね、
春千夜が言いたいことを言わないなんて。』
春 「まぁ……、気にすんな。その内、教えてやるよ。
それより何もされてねぇだろうな？
合コンでも、ここに来るまでも。」
『合コンでは何もされてないよ。
ここに来るまでって……、ココくんのこと？
ふふっ、自分で私のお迎え頼んだのに、心配だったの？
盗み聞きまでしてたのに？』
春 「……何だよ、悪ィかよ。
どーせまた、春千夜、本当に私のこと好きだね、
とか言うんだろ？
へーへー。好きで……、」
『……私も春千夜だけが大好きだよ？』
拗ねる春千夜の頬にキス。
さっきのキスに比べたら、
まるで子供をあやすような幼いものだけど、
これでも私からするのは、
まだちょっと緊張するから許してほしい。
春 「………。」
『……っ！や、あ……、ちょっと、
何か、あ、あ……あたっ、て…！』
春 「そりゃ、あたりめぇだろーが。
可愛い可愛いテメーの女が膝の上に乗って、
抱いて？って言ってきてんだからよォ。」
『言ってない……！
抱いて、ってなんて言ってないから！！』
春 「同じようなもんだろ。
それに……、お前だってソノ気になってきただろ？」
一気にいつもの空気になり、
春千夜の手は私の服の中へ。
そして、キャミソールも越えて、
素肌に触れられた瞬間、小さく身体が震えた。
『〜っ、そんなの……、知らないっ……。』
春 「あそ。
じゃあやめるか。」
『……え？
………し、ない……の…？』
春 「んなわけねぇだろ。
ベッド行く前に、とりあえずここでスるか？
待てねぇって顔だもんなァー、A？
ほら、言ってみろよ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 486人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きりん(プロフ) - ちいさん» 作者もそう思いつつ、書いてます（ ; ; ） (2023年1月24日 6時) (
レス) @page49 id: 50a8b891d8 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 早く助けてあげて〜(>_<) (2023年1月24日 2時) (レス) @page48 id: dc2461d50b (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 継澪♪_ほぼ無浮上_さん» 春千夜が彼氏だと、色々インパクト強すぎて、いない時、考えちゃうかなーと思い、あんな感じになりました（笑）可愛いって、言ってもらえて嬉しいです！！（ ; ; ） (2023年1月21日 21時) (レス) id: 50a8b891d8 (このIDを非表示/違反報告)
継澪♪_ほぼ無浮上_(プロフ) - ずっと春ちゃんのこと考えてる夢主ちゃん可愛い！早くあえるようになれー！ (2023年1月21日 18時) (レス) @page40 id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - ちいさん» そう言っていただけるなんて、本当に光栄です！！恋人編にはもう少しココくん出す予定なので、楽しみにしていて下さると嬉しいです(*ﾟ▽ﾟ*) (2023年1月18日 4時) (レス) id: ee22706dc1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きりん
| 作成日時：2023年1月13日 9時
