お迎え再開記念プレイ? ページ1
春 「よォ、早かったなァ?
昨日ぶりなのに、そんなに早く俺に会いた…、」
『シー!!
ちょっと大きい声出さないで……!』
にやにやして私をいつも通り待ち構えていた
ストーカーキス魔、改め、
恋人の三途春千夜の口を手で塞ぐ。
『小声で喋って!』
春千夜は怪訝そうな顔で首を傾げてから、
何故かにやっと笑った。
ん?何か嫌な予感……
その瞬間、
春千夜の口を押さえていた方の手首をぐっと掴まれ、
ほぼ同時にベロっと掌を舐められた。
『ひっ……!?何すんのよ!』
春 「あ?そーいうプレイがしてぇんだろ?
生憎、それなら押さえるのは俺…、」
『そんなわけないでしょ!
このあほ千夜!!
それより、アンタ今日車は?』
春 「そこ。」
『早く乗ろ!
ちょっと、急いで!』
私は春千夜が顎でクイッと差した方向を見て、
あの黒の高級車を見つけると、
訳の分からなそうな顔をしているコイツの手を引き、
車に走った。
時は遡り、朝8時過ぎ。
私はおよそ1ヶ月ぶりに自分の会社へ出社した。
すると、エントランスに入った瞬間、
受付嬢のお姉さんから何故か痛い視線。
『お、おはよう、ございます……?』
受 「おはようございます。
あの、Aさん、少しお時間よろしいですか?」
先程までの射抜くような視線とは裏腹に
とびきりの笑顔でそう言ったお姉さんに、
頷こうとした時、
部 「Aさん、久しぶり。
元気だった?」
『あ、部長!
おはようございます。
部長もお元気そうで何よりです。』
部 「報告は受けてるけど、
向こうでのこと色々聞かせて…、
……ん?話し中だった?」
受 「田中部長、おはようございます。
いえ、お気になさらず。」
部 「そう?じゃあAさん、行こっか。」
私に何か用があったんじゃないのかな、と、
受付に座るお姉さんを見たが、
私を見て笑顔でぺこりと頭を下げた。
……いいのかな……?
私もぺこっと頭を下げ、部長の後を追った。
そして部長と人事交流の話を軽くして、
早速仕事に取り掛かる。
切迫した状況を予想していたが、
想像よりは幾分マシで、お昼はゆっくり食べられそう。
……だったのだが、
久しぶりの魔女集団がやって来た。
中には朝の受付のお姉さんの姿も。
「Aー?おかえり。
ちょーっといい?」
『み、皆さんお揃いで……。
わあー、おかえりランチ会かなぁ……?』
486人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きりん(プロフ) - ちいさん» 作者もそう思いつつ、書いてます( ; ; ) (2023年1月24日 6時) (レス) @page49 id: 50a8b891d8 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 早く助けてあげて〜(>_<) (2023年1月24日 2時) (レス) @page48 id: dc2461d50b (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 継澪♪_ほぼ無浮上_さん» 春千夜が彼氏だと、色々インパクト強すぎて、いない時、考えちゃうかなーと思い、あんな感じになりました(笑)可愛いって、言ってもらえて嬉しいです!!( ; ; ) (2023年1月21日 21時) (レス) id: 50a8b891d8 (このIDを非表示/違反報告)
継澪♪_ほぼ無浮上_(プロフ) - ずっと春ちゃんのこと考えてる夢主ちゃん可愛い!早くあえるようになれー! (2023年1月21日 18時) (レス) @page40 id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - ちいさん» そう言っていただけるなんて、本当に光栄です!!恋人編にはもう少しココくん出す予定なので、楽しみにしていて下さると嬉しいです(*゚▽゚*) (2023年1月18日 4時) (レス) id: ee22706dc1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きりん | 作成日時:2023年1月13日 9時