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彼女の言葉に、
まるで一瞬痺れるような感覚に陥る。
彼女の身体を優しく離してやり、
目を見る。
またこの顔だ。オンナの顔。
この顔を見るとダメだ。
何も言わない俺に、
彼女が少しきょとんとした表情を浮かべた瞬間、
ソファへ押し倒して彼女に跨った。
「きゃっ…、んっ」
そして唇を塞ぐ。
どんどん深くなるキス。
荒くなった息遣いに、
時折彼女から漏れる声に、
俺の理性が少しずつ剥がされていく。
九 「ほら、A。ちゃんと息しろ。」
真っ赤な顔で苦しそうな顔をするA。
唇へのキスを一旦やめて、
首筋をべろっと舐めて呼吸を促す。
「ひゃっ、…九井さ…」
九 「九井さん、じゃないだろ?」
「ココくん…。」
九 「いいコ。もっと呼べ。」
「はぁ。はぁ…。
ココくんっ、もっと…
あっ、待って、…きゃっ。
え、あの、どこに…?」
Aの身体の上から退いて、
彼女の背中と膝裏に腕を差し込み、
ひょいと抱き上げて歩き出す。
九 「いいから黙ってろ、な。
腰抜けて、いままともに歩けねェだろ?」
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きりん。(プロフ) - 紫月@エタフェア所属_再開_さん» 最高の褒め言葉に驚いております。とても嬉しいです。 (2022年10月26日 3時) (レス) id: 996540b498 (このIDを非表示/違反報告)
紫月@エタフェア所属_再開_(プロフ) - うんうん、ココくんイケメンですねー(・∀・)千冬推しの俺が…ココにうつりそう( (2022年10月25日 20時) (レス) @page38 id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 蜜柑雲さん» そんな風に言っていただけて、光栄です。よろしければまた続きを読みに来てくださいね。 (2022年10月25日 5時) (レス) id: 996540b498 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 羽鶴さん» まだまだ会話シーン出てくると思います。どうぞまたご覧下さいね。 (2022年10月25日 5時) (レス) id: 996540b498 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑雲 - エッッ待って待ってやばい(語彙力失せた)たまに見せる(たまにじゃないかもですけど、w)ココのイタズラっぽい感じと夢主ちゃんのやり取りが、、!もう、、!控えめに言って神です、、、!応援してます、! (2022年10月24日 22時) (レス) @page30 id: 375c64130e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりん。 | 作成日時:2022年10月21日 10時