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「A！何でここに…？」
「隼人が江戸川コナンくんの家に遊びに行ってるから迎えに来たんだ！2人はもう仕事終わったの？」
「うん、まあね」
「そうなんだ！あ、良かったらこの後ご飯でもどう？景光くんと約束してるんだけど…」
「は？」
おいおい、Aちゃん…
堂々と浮気発言…
まあ、相手は諸伏だからまだいいけど…
隼人くんも諸伏にすごい懐いているみたいだし。
でも松田の機嫌が…
「そ、そうなんだ、諸伏と…」
「良かったら一緒にどうかな？」
「わり、これから用事あるから今日は無理だ」
「それなら用事終わってからでも…」
「何時に終わるかわかんねぇし」
「少しだけでも無理かな…？」
「無理だっつってんだろ、一回で分かれよ」
「おい、松田…」
段々とイラついてきている松田を止めに入るも聞く耳をもたない。
一体、何があったんだよ…
「お前な、昔からそういうところあんだよ。それが鬱陶しくてな…別れた理由それだよ」
「え…」
「それにお前、景光くん景光くんってうっせぇんだよ。あいつの迷惑も考えろよ」
「やめとけって…」
「結婚しないで正解だったな…お前も金持ちとの結婚無駄にして、アホな女だぜ」
「何それ…私がどんな思いでこの7年間過ごしてきたと思ってんの…」
「んなもん、知るか」
「期待させるだけさせといて…ひどい…ひどすぎる最低…！」
Aちゃんがポアロへ出ようとするとき、隼人くんとコナンくんがやってきた。
「お母さん！見て、コナンくんに本借りたんだ！すごいんだよ、コナンくん！色んな種類の推理小説持ってるんだ！」
「そっか、良かったね」
隼人くんの目線に合わせてしゃがみこむAちゃん。
俺たちの位置からじゃどんな表情かは分からないけど、声が少し潤んでいるのが分かる。
「どうしたの、泣いてるの…？」
「ううん…目にゴミが入っちゃっただけ。心配しないで」
「これからヒロくんとおでかけだっけ？」
「それがね、今日はお母さん風邪気味だから、景光くんとご飯行けなくなったんだ。ごめんね…」
「そっか！じゃあ、お家帰ろっ」
「うん。コナンくん、今日はありがとね」
「コナンくん、ばいばーい！」
「また、学校でね！」
Aちゃんと隼人くんは帰ってしまった。
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作者名：y0shin0 | 作成日時：2021年6月8日 23時
