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16歴「未来永劫放浪の奏者だけど」 ページ20
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「その路地で空腹で倒れてたから、
食べ物を与えて介抱したミサーラ」
〈…この服装、奴 隷(ゴラーム)か…〉
「おお! それはそれは、さすがはフィアリ殿。心お優しい…!」
フィアラがミサーラを紹介すると、
ギーヴは、心の中でそう呟きながら、「おお!」と目を開き、お得意のムダなポーズをとりながらそう言った。
「ミサ。この優男はギーヴ。
信用しちゃダメな類の男だからね、気をつけて」
「フィアリ殿!?
フィアリ殿ともあろうお方がそんな思ってもいないことを口になされてなりませぬぞっ」
「フィアリ殿ともあろうお方が…?
そんなの関係ないし、“今と昔”も関係ない。それにこれから先、未来永劫あたしは自由を愛する放浪の奏者だよ」
フィアラがミサーラにギーヴのことを言うと、ギーヴはフィアラにそうツッコむ。
そのギーヴに対しフィアラは、表情を少しばかり曇らせながらそう言った。
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作者名:自然竜&カノン♭ | 作成日時:2015年8月2日 20時