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14歴「聞こえた声」 ページ18
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「! この声は…。」
二人は声が聞こえてくる方を向くと、フィアラが思い浮かんだ人物…。
案の定、妄想世界の住人こと『ギーヴ』が、フードを外して走ってくるのが見えた。
*
店などが並ぶ街中のガヤガヤと騒がしい市場を、マントを羽織った美青年が歩いている。
〈フム。探してはみたが…、いっこうに見当たらないな。フィアラ殿は一体どこに行ってしまわれたのだか〉
その美青年とは、黙っていればイケメンの男、ギーヴ。近くにあった市場や道などをフィアラを探して歩いていた。
〈このまま夜まで見つからなければ、フィアラ殿と夜の一時を迎えることができなくなってしまうな…。〉
こうやって夜の一時とやらを迎えることを、頭で考えながらだが。
「―――…ん?…アレは…。」
ギーヴは何かを見つけたらしい。
右手を眉毛の位置までもっていくと、目を少しばかり細めた。
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15歴「案の定…浮かんだ人物」→←13歴「なんとなくだね!」
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作者名:自然竜&カノン♭ | 作成日時:2015年8月2日 20時