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じゅうご。 K.I ページ48

Aside




慧「ねー、ちょっとこっち来て。」




朝。リビングにいた慧くんに呼ばれて側へ行くと、一枚の紙を手渡された。




「…なに、?これ。」




慧「ん?あぁ、問診票ね、予防接種の。今日学校終わったら俺んとこ来て?」




突然のことに一瞬固まってしまう。




「えっ……きょ、今日?…絶対行かないとダメ、、?」




慧「嫌なことは早く終わらせた方がいいでしょ?笑
どうせやらなきゃいけないし。」




どうにか逃れられないかと言い訳を考えたけど結局思いつかず、そのまま家を出る時間になってしまった。




どうしようかな……、、















学校へ着き、講義が始まっても全然集中できなかった。…この後、やっぱり行かなきゃいけないかな。




いっそのことばっくれてしまおうかと思った矢先、ピコンとスマホの通知が鳴った。




『そろそろ授業終わった?待ってるからちゃんと来るんだよ。笑』




……全部見透かされてる。




仕方なく荷物を纏めると、重い足取りで慧くんが待つ病院へと向かった。






















慧「お、来た来た。寒かったでしょ?こっちあったかいから早く中入ろ、」




大学から歩いて15分ほどの距離にあるクリニックにはすぐに着いてしまって、中に入るのを躊躇っていると窓から見ていたらしい慧くんが出迎えてくれた。




慧「ちゃんと1人で来れて偉いじゃん。…超緊張してるけど。笑」




「だって…。」




待合室はツンとした消毒液の匂いでいっぱいで、小さく流れるオルゴールの音ですらここが病院だということを主張しているようで緊張感が高まる。




慧「終わったらご飯でも行こ、どっか美味しいトコ。」




あまりに緊張している私を見て、笑いながらそう言う慧くんはさり気なく手を引いて診察室へ入って行く。




慧くんは「子どもじゃあるまいし」なんて呆れたり、反対に「じゃあやるのやめよっか」とは言わない。



多分極力私に負担がかからないように不安を取り除いて、でもやらなきゃいけないことはちゃんとする。そういう人だ。



今日もそう。…そんなこと言われたらもう逃げ出せないじゃん、

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ちほ(プロフ) - すいーとどくたぁのパスワードを教えてほしいです! (2020年8月5日 18時) (レス) id: 1cb4028765 (このIDを非表示/違反報告)
白雪姫 - ふ ゆさん» 厳しい裕翔くん最高です!これからも頑張ってください! (2018年10月26日 17時) (レス) id: 3c49ee2c98 (このIDを非表示/違反報告)
菜乃(プロフ) - 伊野尾くんで、関係性は婚約者、年齢は同い年で無理しすぎて高熱で病院行きをお願いします (2018年10月26日 13時) (レス) id: 04dcec29fa (このIDを非表示/違反報告)
ふ ゆ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます!とっても嬉しいです^ ^ これからも応援よろしくお願い致します! (2018年10月25日 0時) (レス) id: df2aa8050c (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - JUMP大好きです7担当ですこの小説最高です (2018年10月24日 12時) (レス) id: 9b074a0665 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふ ゆ | 作成日時:2018年9月4日 20時

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