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Aside
慧「じゃあ、お腹押してくから痛かったら教えてね。」
いくら制服のセーターの上からとは言え、校内でもイケメンだって有名な伊野尾先生に診察されるなんて恥ずかしい…
いいです、と断ったものの「心配だから」なんて言われるとそれ以上何も言えなくて。
結局ベッドで大人しく診察されているんだけど…。
触診する先生の顔はさっきまでのとろんとした眠そうな感じは無く、真剣そのもの。
「いっ…そ、そこ…。」
お腹の下の方を少し強めに押されると、チクチクした痛みが走った。
慧「ごめんね、痛かったね。…ん、もう終わり。ちょっと待ってて？」
そう言って先生が持って来たのは、湯たんぽと…これは何だろう？
慧「それね、ジンジャーティー。けどそのままだとちょっと飲みにくいから、ハチミツも入ってるの。どう？」
少し冷ましてから一口飲むと、身体の中からぽかぽかしてくる。
「美味しい、、」
慧「良かった。生姜には身体を暖めてくれる効果があるから、今度から試してみて？…そう、それで診察した感じなんだけど。」
慧「今日多分、この時間に来たっていうことは朝からずっと痛いの我慢してたんだよね。もちろん学生だし授業が大切ってことはわかるんだけど、なるべく我慢しないで来ていいんだよ？」
安心するような声で、ゆっくりと諭すように続ける先生。
慧「特に今回みたいなのは、Aちゃんみたいな女の人の将来に関わってくる事だし。痛みが毎回酷いようなら、産婦人科の受診も必要になってくるからさ。」
産婦人科、なんて聞き慣れない言葉に表情が強張る。…私、病気なのかな。
慧「…そんな心配そうな顔しなくていいよ、笑
大丈夫、さっき診た感じだとどこも悪いところはないと思うから。」
「疲れたでしょ、少し休もっか？」と足元の布団を掛けてくれた先生は、綺麗な手で私の顔にそっと触れる。
「……、っ」
慧「…ん、さっきより顔色良いね。」
なんだ、顔色を見てたのか…ど、ドキドキする…。
慧「どうしたの、笑 あ、もしかして変なこと考えてたぁ？」
意地悪そうに笑う先生が、私が眠りに落ちた後「おまじない」なんてお腹をさすってくれていた事を私は、知らないまま____。
fin.
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ちほ(プロフ) - すいーとどくたぁのパスワードを教えてほしいです！ (2020年8月5日 18時) (
レス) id: 1cb4028765 (このIDを非表示/違反報告)
白雪姫 - ふ ゆさん» 厳しい裕翔くん最高です！これからも頑張ってください！ (2018年10月26日 17時) (レス) id: 3c49ee2c98 (このIDを非表示/違反報告)
菜乃(プロフ) - 伊野尾くんで、関係性は婚約者、年齢は同い年で無理しすぎて高熱で病院行きをお願いします (2018年10月26日 13時) (レス) id: 04dcec29fa (このIDを非表示/違反報告)
ふ ゆ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！とっても嬉しいです^ ^ これからも応援よろしくお願い致します！ (2018年10月25日 0時) (レス) id: df2aa8050c (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - JUMP大好きです7担当ですこの小説最高です (2018年10月24日 12時) (レス) id: 9b074a0665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふ ゆ | 作成日時：2018年9月4日 20時
