すいーとどくたぁ。

じゅう。 R.Y ページ32

Aside







「いっ…たぁ…。」









まただ…。ここ数日キリキリとお腹が痛むようになった。









お腹っていうか…胃の辺りかな？おかげで食欲も無く、無理に食べると戻してしまうか痛みが酷くなる。









そろそろ涼介に相談した方がいいかなぁ…。病院に行くのが嫌で黙っていたけど、治る気配も無くそろそろ心配になってきた。









変な病気だったらどうしよう…、そんな不安でいっぱいで、気付けば涼介に電話を掛けていた。









涼介「…もしもし、どーした？珍しいじゃん、Aから電話掛けてくるなんて。」









掛けてから急に連絡して大丈夫だったかな、と時計を確認するとお昼時で、丁度休み時間だったのかすぐに出てくれた。









いつも忙しそうな涼介に自分から電話を掛けることなんて少ないから、少し驚いた様子。









「ん…、あのね、ちょっとお腹痛くて…今から行ったら涼介診てくれる…？」









勇気を出してそう言うと、「辛いだろうから今すぐおいで、」と心配そうな声で言う涼介。









準備をして病院へ向かうと、ロビーのソファで白衣を脱いで待ってくれていた。









涼介「A、！大丈夫？とりあえず診察室入ろう。」









体温を測っている間、症状について質問される。









涼介「じゃあまず…最初に痛くなったのっていつ？」









「え、っと…1週間くらい前、かな…？」









鳴り終わった体温計を確認しながら「もっと早く言ってくれたら良かったのに、」と苦笑いの涼介。









涼介「ん…熱はないね。じゃあそこのベッドに横になって？少しお腹押してくから、痛かったら教えてね。」

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