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篤「行ってくれば？」

ニタニタしながら言うあっちゃん。

今、美味しくパスタ食べてるとこなのになぁ．．．

臣「あ、Aだ」

敬「やだ、オミちゃん♡」

きた、登坂広臣だ。

『なんの用ですか、』

パスタを食べながら臣くんを見上げる。

臣「そんな顔で見ないの」

敬「なんだよ、Aばっかり。」

臣くんが相手にしてくれなくて不貞腐れるたぁくん。

臣「あっちに、こっわい顔してコッチ見てるヤツがいるから

あいつが来る前にオレが来てやろうと思って」

みんなニヤニヤしながら話す。

壱馬は人気者なんだね。

啓「もーそろそろ来るぞ」

と、啓司が言った矢先、

壱馬がこっちに向かってズンズン歩いてくる。

壱「悪いんですけど、ちょっと借りますね」

そう言って壱馬はあたしの腕を掴み

部屋の外へ連れて行く。

返してくれないくせにぃ～、という

たぁくんの言葉は聞かなかったことにしよう。

歩くのが早い壱馬に駆け足でついて行く。

さっきは、パスタの皿を机に置こうとしたのに

壱馬が先に行くから転びそうになった。

壱馬がやっと歩みを止めたのは事務所の非常階段。