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『はい！ほくちゃんおわり！』

北「ありがとA～」

『いいえー』

『あ、ちょっとヒロさんに呼ばれちゃって、
これから行ってくるから残りの人たちは
美花さんにたのんでください！』

瑠唯「えぇ～」

『ゴメンね、ルイくん。ちょっといってきます』

｢｢いってらっしゃーい｣｣

賑やかな楽屋を抜けて、ヒロさんのいる部屋へ。

『ヒロさん、Aです』

ドアノブに手をかけながらそう言って

ヒロ「おー、入れ入れ」

っていわれている間にはもう部屋に入ってる。

『こんな日にわざわざ呼び出して、なんかあったの？』

ヒ「まぁ、これからの話？」

『...これから？』

ヒ「そう。佐藤が結婚するのは知ってるだろ？」

『うん。美花さんから聞いた。』

ヒ「Aもあのグループ１人で回せるぐらいに
なったと思うし、佐藤も１回専業主婦になりたいらしい。」

『それって、、美花さんが辞めるってこと？』

ヒ「そう言うことになるな。」

私が呼ぶ、美花さん。本名佐藤美花。

私のお姉さん的存在。

今までランペのヘアメイクを一緒にやってきた先輩。

長く付き合っていた彼氏とやっと結婚するんだ、
と嬉しそうにこの前話してくれた。

ヒ「佐藤のことだからまた気が向いたら戻ってくる
とは思うけどな。」

『あたし１人であの人数をやれと..』

ヒ「そゆこと」

『ヒロさん鬼だね』