バカの隣にはウサギが似合う？ 2

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保健室に佐川くんと向かう。



佐「いいっすよ。大丈夫ですから…いてて」



「ほら、背中」



学ランをめくり、背中に湿布を張る。



佐「…っ！ありがとうございます。わざわざ…」



「気をつけてよ？」



佐川くんと別れ、保健室の片付けをしようと戻った。



「あ、むっくん先生…どうしたんで…山口先生！？何があったんですか…？」



椋「あれ…？さっき、伊藤と三橋に言ったんだけど…聞いてなかった？」



あ、来てたんだ…知らなかった…



「すいません…聞いてなくて」



事情は聞いた。
やっぱり暴れまくってるみたい。



「私も止めに行きます！！！」



椋「いや！ダメだ！……どうしてもというのなら！！」



あ、止めはしないのね…



「ありがとうございます！山口先生！お大事に！！！」



ダッシュして理子を探す。

すると、中庭で「三ちゃん！」と理子の叫ぶ声が聞こえた。



「理子っ！！」



理「来ちゃダメよ！A！！」



？「チッ…誰だてめぇ…」



「私は水原A！ここの番は私よ！」



？「嘘ついてんじゃねぇよ！！」



「ヘルメットして…バットを腕に巻いて…何完全防備してんだよ！」



私はヘルメット男の腹を殴り、目元に一発入れた。



？「てんめぇ…くっそ！ふざけんじゃねぇぞ！！」



「やれるもんならやってみなさいよ！理子はここの番じゃないのよ！」



バットをきれいに避けながら足元にキックを入れ、殴りかかる。
…が、振り回すバットに手が当たった。



「いった…」



理「A！！！」



ヘ「あれぇ？強いんじゃなかったんですかぁ？…ふざけんのもいい加減にしろよ！」



その時、上から降りてきた。



「い、伊藤くんっ！？」



伊「おい、新入生。そんなもんつけて初日から暴れまわってんじゃないよ」



ヘ「てめぇこそおかしな頭してどうしたんだよ…はは…お前が三ちゃんか？」



伊「ざけんな…！俺をあの卑怯者と一緒にすんな」



ヘ「ま、いいや。俺はあの女倒して軟高のてっぺんとんだよ！さっさとどけ…松ぼっくり」



伊「松ぼっくり…！？んだとごらぁ！？」



ヘルメットごとぶん殴る、伊藤くん。



「松ぼっくりはないでしょ…」



伊「いってぇ……おま、初めて言われたわ！松ぼっくり！…こんなに尖っててよぉ…尖ってたら何でもいいと思うなよ！？もっと他にもあっただろ！ウニとかわかんねぇけどよぉ！！」



あ、ウニはいいんだね。笑

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